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同じ修士でも・・・・・
現在、薬学系大学院修士課程2年に在籍をしております。主に有機合成を行っております。新規化合物の創製を研究しています。将来はできれば研究職につきたく、博士課程に進学する予定です。 だいたい朝9時に研究室に来て、夜は早くて0時、たいてい朝まで実験しています。(もちろん今も研究室にいます)。 一方同じ大学院に別の研究室で臨床系の研究室に在籍している友達がいますが、朝9時~夕方6時まで病院で研修、その後アルバイトという生活をしています。 友達はどうか知りませんが、私は学会発表も論文も出しています。 この二人はもうすぐ同じ「薬学修士」の学位を得ます。苦労に苦労して得た「薬学修士」、友達に悪いですが(客観的に見て)比較的楽に得た「薬学修士」、二人が社会に出た時、評価は同じなのでしょうか?もし二人が修士で同じ職につく場合、有利不利の差はあるのでしょうか? 正直グチではありますが、よろしくお願いします。
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旧帝大農学系博士課程修了後、訳あって私立薬学部に在学しております。 私の経験上、他の誰よりも質問者様の気持ちを理解できる気がいたします。私の大学院でのテーマも完全に実験を主体とする分野を行ってきましたので、だいたい朝8時に登校、休み無く動いて午後6~7時終了(帰宅は+1時間後)の毎日でした。私の後輩は私のことを、何人もいる(実験の種類により部屋が違うため、あちこちの部屋で実験していたため)、止まることなく動いている(私、昼食時以外休むこと無く動いていました)などと言われました。 正直言いまして、人によってはさほど実験も入らないし、それこそ毎日登校する必要も無い研究をしている人がありました。午後5時登校(?)される先輩もいましたが、皆さん同じように博士になっています。 さて本題ですが、有機合成は完全な実験により成果を得る分野です。実験時間が長くなるのは仕方ありません。逆に、臨床系は、正直言いまして内容が簡単でしょう。ただし、修士課程への進学は薬剤師免許取得が条件だったかと思います。要するに、薬剤師免許を取って、プロの薬剤師となる勉強をするのが臨床系大学院です。 従って、臨床系大学院から真の研究職への就職はあり得ないです。真のと付けたのは、研究職に似た研究補助などの名目で研究所勤務等はありますので、そう書きました(書いておかないと、絶対にクレームが来ますからね・・・)。 ですので、研究職を目指す質問者様は、研究時間が長くなることは仕方ありませんし、無事に修了すれば研究職への道は開かれます(必ず入れるとは言えませんが)。確かに、同じ薬学修士ですが、就ける就職先は違いますので、悔しいとかそう言うことを思うことはありません。そう言うものだと理解してください。 もう言うのが遅いかもしれませんが、博士課程への進学となると就職先のめどは付いていますでしょうか?博士課程へ進学した先輩の就職先の実績を見れば分かりますが、普通は研究室へ直接求人票がきます。研究職は一般の就職活動とは別枠なのはご存じですよね・・・?
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- takkochan
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すでに出ていますが、出した業績で評価されるでしょう。 修士2年ですでにファーストオーサーの論文を出していれば立派です。これからもその調子で頑張れば良いと思います。 楽をして業績が出せればたいしたもんですが、普通は、努力量と相関があります。 一つ心配なことといえば、ちゃんと睡眠はとりましょうね。私も学生時代、午前様が多かったですが、研究者である限りずっと続きますから。
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ありがとうございました。結果が全てなので確かに楽して結果が出れば最高ですよね。 これからもがんばります。
- chidori_ko
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修士の学位は、研究者を目指すうえでスタートラインにたつための資格みたいなものですから、学位自体の価値は同じなんでは。ポストの公募の際にも、「修士の学位を持ち」「(修士終了後の)3年以上の研究暦」を要求するところが多いような気がしますし。 研究職というポストを得るためには、当該人事での業績審査がありますが、修士論文を含め論文の中身がじっくり評価されてしまいます。当然分野ごとに評価軸は違いますけど、修士の学位を取っているのは当たり前で、その上でどういう修士仕事を論文上でしてきたのかが問われるのではないでしょうか。修士の学位というよりも、もう一段深いところで評価が下されるのではないかと思います。 もっとも、分野の違いもありますし採用時の条件も機会ごとに異なるわけですから、なんらかの拍子で何かしらの要因が有利不利になったりするかもしれません。しかしそれは修士(薬学)の学位というスタートラインのところからではない、もっと違うものが影響するでしょう。 あと、分野によっては当然「臨床経験」とか「講義能力(プレゼンテーション)」とか「学生指導の経験・能力」とかも要求される場合もあります。JRECINでの公募を眺めている限りですけど。臨床系となるとむしろそちらのトレーニングが必要でしょうし、現在そして今後その道での研究を続けていく上で研究室にこもるのではなく現場を駆け巡ることを重視した研究スタイルをとらざるを得ないともいえるのではないかと思います。 というわけで、すでに薬学の業界の中でさらに細分化された研究の世界になっていると思われますから、今お感じになっていることは「隣の芝生は青い」という奴ではないかと。ライバルにすべきは、隣の研究室にいる別分野の研究者というよりも、別の大学にいる同じ有機合成の研究者ではないでしょうか。
お礼
ありがとうございました。確かに単純に深くはできませんね。研究自体は好きなので、これからも精進したいと思います。
- rabbit_cat
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まず「研究者」として考えれば、研究室にいる時間と評価に関係はないでしょう。 上の文でわかるのは、単に、実験系の研究は時間がかかり、臨床系の研究はそんなに時間がかからないってだけです。bio-bioさんと友達のどっちが研究者として評価が高いかは全くわからないです。評価は、それこそ、でてきた研究成果がすごいかどうかってことでしょう。論文・学会発表がどれだけすごいと周囲に認められるかってことです。 研究者としての評価ではなくて、就職に向けての「学生」としての評価ってことなら、また違うかもしれません。
お礼
ありがとうございました。 何だか、アルバイトをして月に十数万も稼いでいる友達がうらやましくてグチをこぼしていました。 自分は基本的に毎日研究室にいますが、日曜のみは夕方に帰ります。アルバイトはしていません。奨学金のみです。論文はファーストオーサーが1報あります。 ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。博士号取得者の貴重な意見を聞くことができました。 ドクターに進学するので当然就職先も限定されてきます。そのあたりは現教授に任せてあるといった状況です。とにかく割り切って研究に没頭したいとおもいます。