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不等式の証明
(1)x≧0、y≧0のとき、つねに不等式 √(x+y)+√y≧√(x+ay) が成り立つような正の定数aの最大値を求めよ (2)(1)aを用いて、x≧0、y≧0、z≧0のとき常に不等式 √(x+y+z)+√(y+z)+√z≧√(x+ay+bz) が成り立つような正の定数bの最大値を求めよ これらの問題なのですが、 学校では不等式の証明は「2乗して引いて証明」と教わったのですが2乗してもうまくできません。0以上という条件から相加相乗というのを使うのかと思いましたが・・・でした。 教えていただければ助かります 宜しくお願いします
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(1) まず2乗します。与式の左辺も右辺も0以上なので、 不等号の向きは変化しません。 (x+y)+2√{(x+y)y}+y≧(x+ay) ∴x+2y+2√{(x+y)y}≧(x+ay) で、(x+ay)を左に移して (2-a)y+2√{(x+y)y}≧0 2√{(x+y)y}=2√(y^2+xy)なので、 (2-a)y+2√(y^2+xy)≧0 式変形をして今、(2-a)y+2√(y^2+xy)が0以上になるaの最大値を 探しています。が、ちょっと大変なので、 「(2-a)y+2√(y^2+xy)の最小値が0以上になるような、aの最大値を探す」 という事にします。最小値が0以上なら、それ以外の値も 0以上になりますし。 ここで(2-a)y+2√(y^2+xy)をもう一度見てください。 (2-a)yにはxの文字がありませんが、2√(y^2+xy)にxがあります。 xの数値が変化しても、影響があるのは2√(y^2+xy)の部分のみで、 (2-a)yは変化しません。 なのでとりあえず、xがどんな値の時、2√(y^2+xy)が最小となる 「可能性」が出てくるのかを考えます。 ここで 「0<n<Nの時、√n<√N」 というルートの性質を使います。 2√(y^2+xy)のルートの中身、(y^2+xy)が最小となれば、 2√(y^2+xy)も最小となりますよね? なのでx=0の時、2√(y^2+xy)は最小となる「可能性」が出てきます。 実際にx=0を代入すると 2√(y^2+xy)=2y となります。 よって (2-a)y+2√(y^2+xy) ≧ (2-a)y+2y ≧ 0 となります。 ここで(2-a)y+2y=(4-a)yです。また、y≧0なので (4-a)≧0 ∴4≧a 以上より、求める最大のaは4となります。 同様にして(2)も解けるはずです。 a=4を代入し、同じように2乗して左側にまとめると -2y+(3-b)z+2√{(y+z)^2+x(y+z)}+2√{z^2+z(x+y)}+2√(z^2+yz)≧0 今回は式が長いので -2y+(3-b)z+2√{(y+z)^2+x(y+z)}+2√{z^2+z(x+y)}+2√(z^2+yz)=A として説明しますね。 (1)と同じように左辺を最小にするように考えます。 今回はまず2√{(y+z)^2+x(y+z)}+2√{z^2+z(x+y)}の部分から考えます。 2√{(y+z)^2+x(y+z)}も2√{z^2+z(x+y)}も、xの値が増えると増加します。 逆にxが最小(0)となれば、2√{(y+z)^2+x(y+z)}も2√{z^2+z(x+y)}も 最小となる可能性がでてきます。 x=0の時、 A→-2y+(3-b)z+2√{(y+z)^2+x(y+z)}+2√{z^2+z(x+y)}+2√(z^2+yz) =(5-b)z+2√(z^2+yz)+2√(z^2+yz) これをまたBとおきます。 Bの式を良く見ると、2√(z^2+yz)+2√(z^2+yz)の部分のみに yが関与しています。 前と同じように考えるとyが最小(0)の時、2√(z^2+yz)+2√(z^2+yz)が 最小となる可能性が出てきます。 y=0の時、 B→(5-b)z+2z+2z =(9-b)z よって A≧B≧(9-b)z≧0 z≧0なので (9-b)≧0 ∴9≧b 以上より、求める最大のbは9となります。
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- R_Earl
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♯3です。(2)の解答部分でややおかしい点があったので訂正します。 訂正部分 ―――――――――――――――――――――――――――――――― x=0の時、 A→-2y+(3-b)z+2√{(y+z)^2+x(y+z)}+2√{z^2+z(x+y)}+2√(z^2+yz) =(5-b)z+2√(z^2+yz)+2√(z^2+yz) これをまたBとおきます。 Bの式を良く見ると、2√(z^2+yz)+2√(z^2+yz)の部分のみに yが関与しています。 前と同じように考えるとyが最小(0)の時、2√(z^2+yz)+2√(z^2+yz)が 最小となる可能性が出てきます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― 正しくは ―――――――――――――――――――――――――――――――― x=0の時、 A→-2y+(3-b)z+2√{(y+z)^2}+2√{z^2+yz}+2√(z^2+yz) =-2y+(3-b)z+2(y+z)+4√{z^2+yz} =(5-b)z+4√(z^2+yz) これをまたBとおきます。 Bの式を良く見ると、4√(z^2+yz)の部分のみに yが関与しています。 前と同じように考えるとyが最小(0)の時、4√(z^2+yz)が 最小となる可能性が出てきます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― です。 すみませんでした。
- postro
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√(x+y)+√y≧√(x+ay) 両辺を2乗して x+2y+2√(xy+y^2)≧x+ay 整理して 2√(xy+y^2)≧(a-2)y さらに 2+2√(x/y+1)≧a (x/y+1)≧1 なので左辺は 2+2√(x/y+1)≧4 よって与えられた不等式 √(x+y)+√y≧√(x+ay) が任意に成り立つaの最大値は4 上の結果より √(x+y+z)+√z≧√(x+y+4z) よって √(x+y+z)+√(y+z)+√z≧√(x+y+4z)+√(y+z) ここで右辺を √(x+y+4z)+√(y+z)=√(x+3z+y+z)+√(y+z) とすると上の結果より √(x+3z+y+z)+√(y+z)≧√{(x+3z)+4(y+z)}=√(x+4y+7z) が成り立つことがわかる。 bの最大値は7
- mister_moonlight
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√(x+y)+√y≧√(x+ay)‥‥‥(1) (1) √(x+y)=α、√y=βとすると、x=α^2-β^2、y=β^2. これを(1)に代入すると、α+β≧√{α^2+(a-1)β^2}、α≧0、β≧0より両辺が正か0より平方しても同値。 平方して整理すると、(2-a)β+2α≧0。、β=0のときは任意に成立し、β≠0の時はα/β=tとすると、a≦2(t+1)であり、t≧0よりa≦2(t+1)≦2. よって、aの最大値は2. (2) a=2で(1)より、√{(x+y)+z}+√(z)≧√{(x+y)+2z}。 √{(x+y)+z}+√(z)+√(y+z)≧√{(x+y)+2z}+√(y+z)。 √{(x+y)+2z}+√(y+z)=√{(x+z)+(y+z}+√(y+z)≧√{(x+z)+2(y+z)=√(x+2y+3z)。 以上から、bの゜最大値は3.