簿記3級:引出金と現金過不足の複合問題についてです
【問題】
決算整理前の現金過不足勘定および引出金勘定は以下の通りである。
<現金過不足>
(借方)12/24 現金 53,000 |(貸方) 12/26 広告宣伝費 18,000
<引出金>
(借方) 5/20 現金 12,000 |(貸方)なし
(借方) 9/19 仕入 16,000 |(貸方)なし
(借方)11/16 現金 45,000 |(貸方)なし
決算手続中に改めて調査したところ、11月16日に店主が使用で現金¥54,000を引き出した取引が¥45,000で記帳されていたことと、12月20日に電話代¥15,000(このうち30%が店主個人の負担分である)を現金で支払った取引が未記入であることが判明した。
決算にあたって、(1)現金過不足勘定の残高を雑益または雑損勘定に振り替える決算仕訳と、(2)引出金勘定を資本金勘定へ振り替える決算仕訳を示しなさい。会計期間は平成15年1月1日から平成15年12月31日までの1年間である。
【私の回答】
5/20 引出金 12,000 | 現金 12,000
9/19 引出金 16,000 | 仕入 16,000
11/16 引出金 45,000 | 現金 45,000
現金 45,000 | 引出金 45,000
引出金 54,000 | 現金 54,000
引出金 9,000 | 現金 9,000
12/20 現金過不足 53,000 | 現金 53,000
12/24 通信費 10,500 | 現金 15,000
引出金 4,500 |
12/26 広告宣伝費 18,000 | 現金過不足 18,000
ここから、
<現金過不足>
(借方)53,000 |(貸方)18,000
↓
(借方)35,000 |
<引出金>
(借方)41,500 |(貸方)9,000
↓
(借方)32,500 |
従って、
(1) 雑損 35,000 | 現金過不足 35,000
(2) 資本金 32,500 | 引出金 32,500
と求めました。
本問の回答と解説は以下の通りです。
【回答】
(1) 雑損 11,000 | 現金過不足 11,000
(2) 資本金 86,500 | 引出金 86,500
【解説】
11/16に、私用で引き出した現金の誤記入の訂正
引出金 9,000 | 現金過不足 9,000
12/24に、未記入となっていた電話代の仕分け
通信費 10,500 | 現金過不足 15,000
引出金 4,500 |
ここでわからないのは、上記の二つの仕分けにおいて、どうして貸方に現金過不足勘定をもってくるのか?ということです。私は貸方に現金勘定を持ってきたために不正解でした。
どなたかご教授くださいましたら幸いです。お願いします。
お礼
elleryさん、こんにちわ。早速の回答ありがとうございます。そして、2級合格!?おめでとうございます。私も2月には2級受験を目指しています。 色々と補足まで頂いて感謝感激です。ありがとうございます。