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フーリエ変換について
- 音楽ファイルをFFTするためには、音楽ファイルを区間ごとに読み込み、窓関数を適用してFFTを行います。
- 読み込む区間の長さは88200点であり、ハニング窓を使用することが一般的です。
- ただし、実際に使われる周波数は20000Hz以下なので、サンプリングレートを44100点にすることもあります。
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多少誤解されているようなので,まずそこからご説明します。 DFT・FFT でのデータ数は,「どのくらいの長さについて周波数の分布を見たいか」によって決定するものです。データ数が多ければ,長い時間についての周波数の分布を調べることになります。このとき,データ数の増加に伴って【周波数の分解能が上がってきます】。 ですから,1 秒ごとに見たければ,サンプリング周波数 44100 Hz ならば 44100 点を DFT・FFT,ということです。 少しまとめてみると, - 周波数分解能が低くても,時間分解能を上げたければ少ない点で DFT・FFT - 時間分解能が低くても,周波数分解能を上げたければ多い点で DFT・FFT することになります。用途に応じて設定してください。 窓がけについては,お書きの認識で結構です。区間に対して窓がけしたあとに DFT・FFT します。 また,時間を考慮した DFT・FFT(要するにスペクトログラムを求めるような操作)では,ある区間と次の区間をだぶらせることが多く行われます(オーバーラップ)。 たとえば,4096 点で FFT,1024 点オーバーラップと設定すれば, - 0-4095 - 3072-7167 - 6144-10240 と区間を設定することになるでしょう。 データ点については,2 の累乗点でとれば,FFT がじゅうぶんに発揮されるのはご存じのとおりです。 参考に,大浦氏が作成された優秀な FFT ルーチン http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~ooura/fft-j.html をご紹介します。また,簡単にスペクトルを得るソフトウェアとして,PRAAT http://www.fon.hum.uva.nl/praat/ も参考になさるとよいでしょう。 以上,ご健闘をお祈りします。
お礼
回答ありがとうございます。 やり直しのための信号数学にも書いてあることでした。(P81) 簡潔明瞭にご回答くださりありがとうございました。