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空力について
私は現在大学三年生です。 鉄道、特に新幹線に興味があり、工学系からのアプローチとデザイン系からのアプローチ、どちらもできるルイジコラーニのような工学デザイナーになりたいと思い、工学系とデザイン系ともに学べる大学に入学しました。(芸術工学部っていいます) しかし、いまふと思ったのですが、そんな人いま日本にいますか?就職先はどうなってしまうのでしょうか?正直どっちつかずになりそうで怖いです。 研究室も工学系かデザイン系かのどちらかに選択しなければならず、今どちらに行くべきか迷っています。 何か知っている方はアドバイスよろしくお願いいたします。
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以前は、鉄道は空気力学のことをほとんど考えていませんでした。時速が100キロ程度ですから他の抵抗の方が大きくて考える必要がなかったのですね。 現在の16両編成の新幹線では、全空気抵抗のなかで、先頭形状による圧力項はわずか1割程度です。初期の0系といわれるダンゴッ鼻から100系といわれる尖った先頭形状になって少しは改善しましたが、現在では走行抵抗からみた先頭形状は、あまり向上の余地はありません。(むしろ空気抵抗が少なくなり過ぎて、ブレーキ距離が長くなるということはここでは置いておきます) 先頭形状は、トンネルドンといわれる現象に大きく影響します。デザイン的な格好より断面積変化を緩やかにしていればよいということです。 それと鉄道の場合先頭は最後尾にもなるので、最後尾の空力による左右振動という問題もあります。 側面の空気抵抗の摩擦項を減らすことも大事です。床下機器、台車、パンタグラフなどの突起物がある中で抵抗や騒音を減らさねばなりません。 鳥や魚の形状をみると空気力学的、流体力学的にその生態によって長い間に最適化されてきたと思われます。美しいものは、抵抗が少ないし、音も出さないといえるのではないでしょうか。 低騒音化の問題も含めて空気力学や流体力学のような物理的な知識を踏まえて、デザインすることは大事なことだと思います。 時速300キロ超の新幹線やリニアモーター・カーで高速鉄道の空気力学的な研究が進んでいますが、ちょうど飛行機と鉄道の中間の技術で今まであまり取り組まれていませんでした。それにデザインを加味するのは面白い分野であるとは思います。○○車両といった鉄道車両メーカーや△△重工といった航空機メーカーが取り組んでいるのではないでしょうか。 しかし、何分にもマーケットが小さいのではないでしょうか。鉄道車両は寿命が15年以上ですので、一度デザインが決まるとそうそう変更するものではないからです。個人的には面白い分野だとは思いますが…
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- Ronfar
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就職先についてですが、就職活動の言葉から受ける印象以上に、教授があれこれ考えて、その人にあった所をすすめてくれる事も割と多いようです。 コネかどうかは知りませんが、地元企業を選んでくれたり、その人の適正にあった所であったなど、満足した人の話は何人かから聞いた事があります。 どちらの研究室か、については私からは何とも言えないのですが、考えている事を出来るだけ沢山、紙に書き出していくと、問題点が明らかになったり、解決策が見えてくる、などのように頭の中にあるものが、目に見える形に整理されて、どうすればいいか分かるようになる事があります。
お礼
なるほど、さっそくやってみます! ありがとうございます
お礼
詳しくありがとうございます。 早速鉄道関係の会社に電話して当たってみます。 何か勇気と希望がわいてきました。