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細胞内共生説

原始真核生物の細胞内に共生した、当時のバクテリア がミトコンドリアや葉緑体になったと考えるとき、 それらバクテリアの細胞壁はどのタイミングでなくなったんでしょうか? ミトコンドリアも葉緑体も、現在は2重膜があるのみですよね?

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  • takayuky
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回答No.1

細胞内共生説のあらすじは以下の通りです。 (1)原始真核生物が好気性細菌を飲食作用で飲み込んだ。 (2)原始真核生物が小胞体→ゴルジ装置→リソソームを生成して 好気性細菌を消化しようとしたが何らかの理由でできなかった。 (3)飲み込まれた好気性細菌がミトコンドリアに進化(退化)した。 ここで『好気性細菌が飲食作用で飲み込まれたが消化されなかった』 点に着目してください。つまり ・飲食作用で包んだ(原始真核生物の)細胞膜がミトコンドリアの外膜 ・消化されなかった好気性細菌の細胞膜がミトコンドリアの内膜 になったと考えられます(以下の本を参考にしました)。 『細胞の世界を旅する』Christian de Duve/東京化学同人/1990年

参考URL:
http://www.ll.chiba-u.ac.jp/100bs/027.html
aozora2
質問者

補足

細菌が取り込まれたということが、飲食作用のためだった という考えを知りませんでした。ありがとうございました! 取り込まれた好気性細菌は偶然、細胞壁だけ 分解されたんでしょうか・・・?

その他の回答 (1)

  • takayuky
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回答No.2

takayukyです。 > 取り込まれた好気性細菌は偶然、細胞壁だけ > 分解されたんでしょうか・・・? えーっと、細胞膜と細胞壁の違いはお解りでしょうか? ・細胞膜…リン脂質から構成される内外2重層。      所々に埋め込まれているタンパク質が物質を通す。 ・細胞壁…植物細胞の細胞膜の外側にある丈夫な層。      主成分はセルロースでリグニンがたまると木化する。 というわけで、原始真核生物に共生することになった好気性細菌 (ミトコンドリアのご先祖様)はもともと細胞壁は持っていなかった と思います。葉緑体のご先祖様が細胞壁を持っていたかどうかは ちょっと分かりません。

aozora2
質問者

補足

現生の細菌でいう「細胞壁」(ペプチドグリカンとか)については・・・?