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月の公転軌道面と地球の公転軌道面の関係
月の公転軌道面と地球の公転軌道面は、同一平面状に在るのでしょうか?あるとしたら、なぜそうなっているのでしょうか?必然なのでしょうか? 同一平面上にないとしたら、どの程度の傾きがあるのでしょうか? また、太陽系の他の惑星同士の公転軌道面は同一平面上にあるのでしょうか?なぜそうなっているのでしょうか?
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初めまして。 mideさんが仰るとおり、月の軌道面の傾きは…6度40分あります。月は、他の惑星の衛星に比べて、極端に大きく、どうも、月が地球の誕生後、大彗星の衝突で地球から分化したと言われます。月は、地球の欠片だと言う説があります。 地球の水に含まれる水素の同位元素比が、彗星の水の同位元素比に極めて近い、と言われています。 通常、木星等の衛星が、自転、公転軌道面に近い軌道を動いているのは、その惑星誕生じの、塵やガスから誕生したと言われています。 それに比べ、月の軌道の角度が大きいのは、彗星の衝突が原因であるため、ぶつかった衝撃で舞い上がった塵や岩石が固まって、月になったといわれています。ですが、未だ、これぞと言う説がないのが現実です。 tntさんが申した塵は・・・たしか、月と地球とその塵を結んだ線が、正三角形になるように、つまり、月の軌道上の、地球から見て、軌道の後ろ側60度の位置に常に追尾するかたちになています。 また、太陽系の公転軌道面はほぼ一致していると言うのは、mideさんの申してる通りです。ただ、最近の研究では、冥王星が、太陽系に元々有ったのではなく、宇宙空間をさまよっていた他の惑星が、偶々太陽系の引力圏に捕まった説が有力です。 太陽系の惑星がなぜ、公転面がほぼ水平かといいますと、太陽系発生初期、塵やガス(惑星の元)が、公転面に円盤状に集積し、その後、雪達磨しきに、大きな惑星のもとに、ガスや塵が集まって、惑星になったからです。 最近の観測データで、ハッブル望遠鏡が、誕生初期の恒星でも、やはり、惑星の誕生が、公転面に集積した塵やガスから惑星が誕生しているところを観測しています。 参考になさって下さい。
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- albrac
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mideさん、補足頂いてありがとうございます! 説明不足でした。紛らわしくしてしまいました。 これからも、何かと宜しくお願いします。
- mide
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再びこんにちは。 albracさんのおっしゃる6度40分というのは月の赤道傾斜角、つまり月の赤道面と月の公転軌道面との間の角度のことです。念のため。 yuumi2さんの質問にある、月の公転軌道面と地球の公転軌道面との角度は、平均5度7分47.41秒です、理科年表によると。
- mide
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月の公転軌道面と地球の公転軌道面は、5°ちょっと傾いています。地球の自転軸から見ると、地軸の傾きが加わるので最大で約 28.5°傾くことになり、その分だけ南中時の月の高度が上下しています。 太陽系の惑星は、ほぼ同一平面上にありますが、冥王星のようにかなり傾いた軌道を持つ惑星もあります。 軌道傾斜角は『理科年表』などに出ていますが、ちょっと検索してみたら、数値を載せているページもありますね。 http://member.nifty.ne.jp/akaoka/faq/moon990820/ http://www.town.bisei.okayama.jp/stardb/sol/data/sol0040.html http://www.geocities.co.jp/Technopolis/4596/index.html
お礼
どうもありがとうございました。色々と調べていただいて感激です。
- tnt
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月の公転軌道と、地球の自転(自転です)は同一平面上にあります。 これは、一旦原始地球が出来た後で、何らかの原因で 一部が分離して月が出来たためと考えられていて、 これで、月の公転周期と自転周期がほぼ同じ(月の裏が地球から見えない)も 説明がつきます。(これはその後、潮汐による安定化作用も受けます) 他の惑星はほぼ同一平面状にあります。 これは、太陽の引力圏に宇宙の構成要因(チリ)が引っ張られる時に、 相互の引力が安定する条件として生じる現象です。 シミュレーションによると、 この条件に合わないチリは、太陽系から飛び去ってしまうか、 彗星の様な特異な軌道を描くようです。
- 参考URL:
- http://www.planetary.or.jp/
お礼
どうもありがとうございました。相互の引力の安定ということなんですね。
お礼
大変丁寧な回答ありがとうございました。惑星の誕生から考えていかないといけないということですね。