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文章の構成をよくするためには
論文やレポートを書くときに、書きたいことが次々と浮かんで考えが広がっていくため、構成よく書くことができません。文章を書く前にメモに書きたいことをまとめたりしますが、メモをとるときや文章を書いているときにまた新しい考えが浮かんできたりします。起承転結ができていないということもあると思いますが、「起」に書く内容ですら考えがたくさんあるため、「起」の中ですら考えがまとまりません。そのため「ゆとり教育について書け」とかいわれると、文章の量としては論文なみに書いていきますが、いったいなにがいいたいのかよくわからない文章になってしまいます。本屋で小論文の書き方や、紹介してもらった新書などを見てみましたが、これから書いていく材料を集めてそれを適切に並べていくという内容でした。たくさんの材料がある状態から上手に自分の述べたいことをまとめることを教えてくれる本があれば教えてください。よろしくおねがいします。
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#3です。 詳しくお書きになったお礼有難うございました。 おっしゃることはよく分かります。あらゆる角度から調べて列挙し、反証を加えながら、その中から正解を導き出す.....。つまりは、誰しも異論を挟めないまでの、まったくの理論武装の世界。 このプロセスが売り物としての書籍やマニュアル、あるいはテキストなどと一番違う点ですよね。 だからこそ、見出しを活用して読みやすくすることが大切な気がします。以下のような理屈っぽい書き方、好きですねえ。。。。 1.主題:なぜリンゴは木から落ちるのか 2.前文 リンゴと地球の間にはある種の互いに引き合う力が 介在していると思われる。ここではまず推測的な仮説 を構築し、その各々について考証を重ねてみることで 介在する力の本質を解明を試みる。 3.仮説その1・力の原理............. (これが大見出しの1) 3-1.リンゴがある種の力を内包しているという考証 (これが中見出しの1・さらに以下、小見出しと して証明する事象とその反証などを箇条書き) 3-2.地球がある種の力を内包しているという考証 3-3.リンゴと地球がともにある種の力を内包している という考証 3-4.リンゴと地球がともにある種の力を内包していな いとした場合の考証 4.仮説その2・場の原理........... (これが大見出しの2、中小見出しの項目は略) 5.仮説その2・物性の原理........... (これが大見出しの2、中小見出しの項目は略) 6.考証と結論.......... 6‐1. これらの事象を総合して検証するに、リンゴ が地上に向けて落下するという現象は、ともに その質量に応じて比例するところの、共通し互 いに引き合う力を有するということが断定でき る。 6‐2. ただし、物性面から考察すれば、リンゴとそれ が懸垂している枝との間に、リンゴと地球の間で 引き合う力にまさる保持力が介在している間は、 リンゴは落下しない。 なんて具合に、文章を細切れにして。。。。内容はいたって思いつきの変な例ですが、すくなくとも起承転結の世界ではありませんね。。。
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- baka_inu
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はじめまして …学生さんでしょうか? 論文やレポート書き、ご苦労さまです。努力した分だけ表現力は向上しますし、少しずつ身につけた力は一生の力になりますから。 >論文やレポートを書くときに、書きたいことが次々と浮かんで >考えが広がっていくため、構成よく書くことができません。>文章を書く前にメモに書きたいことをまとめたりしますが、 >メモをとるときや文章を書いているときにまた新しい考えが >浮かんできたりします。 おそらく…書く量が足りません。(^_^; あと仕方ないのですが、もらったテーマを文章にするだけの体験・経験も十分ではないのでしょう。学生さんだとすれば、この辺りはなくて当然なので、書きながら身につけていくしかないのだと思います。 さて、言ってもどうしようもないことは置いておいて… 「新しい考えが浮かぶ ⇒ 文章に付け足さなきゃ」 という思考になっていませんか? 論文とは、「持論を展開する作文」のことだと考えます。 レポートもほとんど意味合いは同様です。 ただ、科学論文は論じる過程で実験データなどを用いて説得力を上げ、文化論などは世論の「常識」を材料にして論理を展開します。多分。 質問文からみて、質問者の方の中に様々な立場の「常識」が浮かんできてしまうというのが、現状なのではないかと。 >そのため「ゆとり教育について書け」とかいわれると、 >文章の量としては論文なみに書いていきますが、いったい >なにがいいたいのかよくわからない文章になってしまいます。 一般論のレベルでは、どれも正解らしく思えるので、書けば書くほど矛盾していく結果になりかねません。それを避けるために、範囲を限定して論じてはいかがでしょう? つまり、 ~のうち、○○について述べる。 ~という条件下では、○○である。 こういう感じです。 自分で範囲を決めてしまうと、一般論になってしまうことは避けられます。 例えば、「ゆとり教育」について書くなら、 ・「ゆとり」の捉え方と教育本来のあり方 ・ゆとり教育が設定された当時の社会の状況と今の状況 ・日本の教育システムの諸外国と比べた特長と現在の教育現場で抱えている問題 などが、論点として考えられるのではないかと。 一見して対極にありそうな素材を並べて、その間をつなぐような流れを作ると、「~という論点では○○である」の流れになりますよね。 >たくさんの材料がある状態から上手に自分の述べたいことをまとめる >ことを教えてくれる本があれば教えてください。 多分、本を読んでも…と思います。 論じると言うことは、一般論の範囲を逸脱するレベルの持論というか、自分の意見が必要です。質問者の方が読まれた本に「これから書いていく材料を集めて~」と書いてあるのは、書きたい内容があるが書き方が分からない状態の人が対象だからです。どの本も、述べたいことをまとめてくれるわけではなく、述べたいことが上手に伝わるように補強するための方法が書いてあるのだと思います。 論文やレポートなど、「与えられたテーマ」で述べるには、コツが必要です。 (1)テーマに関する素材(一般的な意見・考え方、データ)を数多く集める (2)素材をレベル別に分類する ここまではKJ法と同様です。本にも書いてあることだと思います。ただ、ここまでの作業をきっちりやらないと、論理展開がおかしくなり、文章がぶれますから要注意です。 (3)観点を作り出す(最重要) 対立する観点、並列する観点、時系列で対比される観点などなど… これを見つけ出す力が、論文作成に限らず意見をまとめるときなどに、非常に重要な力だと思います。数多く見つけることができる人が、本当にできる人、深みのある話しができる人につながると、私は考えます。 (4)複数の観点から論点を決める(前述の、範囲を決める、ということ) 論点は1つないし2つで十分かと(2つでも混乱するかもしれませんよ)。論点が決まったら、(2)で分類した素材から論点に関するものを抜き出します。 (5)論点を構成する素材について、自分の素直な気持ちで「好き・嫌い」「納得・不満」「同意・反対」などを決める 決めつける、くらいの勢いでいいと思います。ここは独断です。ただその後に、「どうして自分はこれを○○と思ったのか?」と自分に問うことが大事です。そこに持論が生まれるきっかけが眠っているからです。 事実だけを述べている論文を見かけることがありますが、それでは新聞記事です。論者の立場を明確にするのが論文ですから、素材に踊らされないためにも、素材を十分に吟味しましょう。 この作業をすることで、自分なりの論点と論点についての自分の意見が生まれる事になります。…うまく行けばの話ですが。 あとは、本にあるような書き方を参考にして、論理を構成すると良いのだと思います。 今回書いたのは、時間のあるときの書き方の話なので、短時間では厳しいかもしれません。それこそ書いていくうちに自分のやり方を磨いていくしかないのかもしれませんね。 長文失礼しました。 何かの参考になれば幸いです。
#5です。ごめんなさい。文章が変な具合になってしまったので、スペースを調整しようとしましたが、誤って「回答」のボタンを押してしまいました。
- freeway55
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質問者さんは、「文章を見せる技術」の勉強をされるとよいと思います。 料理を例に取ると、例えば、生きのよい魚で刺身を作るとき、素人は包丁の技術を意識することが多いですが、実際には、“盛り付けの技術”も完成度を大きく左右します。 すでに回答を書かれている方たちと、質問者さんの文章とを読み比べる(正確には“見比べる”)と、何かに気づきませんか? それは、「見せる技術の差」です。 回答者さんたちは、相手(この場合は質問者さん)を意識して文章を書き、見せています。 意識するとは、より判りやすく、観やすくという想いです。 焦らず、慌てず、文章を読んでくれる相手の顔を思い浮かべながら書くと、全体のまとまりはシンプルになるものです。 それは、よい文章につながると思います。
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど「文章を見せる技術」ですか。 たしかに私は自分の意見をまとめることだけを考えて文章を書いていたと思います。これからは相手の立場に立っても考えられるようになりたいと思います。・・・でも、それも考えると難しいですね~。
とかく小説や、ことにエッセイなどでは、捨てた部分が文章に深みを添える.....とよく言われますが、これが論文やレポートなどでしたら、調べて得た情報は細大漏らさず書きたいと思うのが当然のことでしょう。 このように、あまりにも情報が多くなってくると、とかく、これらを盛り込みながら書き進めるということは大変難しいことになってしまいます。 こんな場合、ちょっとした要領といったものとしては、とにかく大どころとなる概要をまず簡潔に書くこと。次に、その説明としての種々の情報や考証を列挙して行くこと。そして結論という順序で書ききること、これに尽きるでしょう。 それには、書きたいことを大中小の区分けにして、それぞれ(大中小の)見出しを付けて文章を分割すること。この手法はかなりコツや慣れといったものが要りますが、頭の中が整理されていればさほど難しいものではありません。 あとは文章の流れ......、これが案外苦手な人が多いものですが、そういう人の書き方を見ていますと、起承転結にこだわり過ぎているか、あるいは頭から順に書ききろうと考え過ぎているようにうかがえます。 主語を大切に位置づけながら、何がどうしてこうなった、何故なら......と、まず最も単純なフレーズを書ききり、その後から必要にして最小限の情報を挿入したり、時には装飾語を加えたりと、読みやすい適度な表現に持って行くという書き方をすれば、もっと気軽にいい文章を書けるのではないでしょうか。 こうした方法は、原稿用紙に書いていてはなかなか出来なかったこと、しかし、今日ではワードなどを使えば何度でも加筆や削除、あるいは修正を重ねたりと自由自在です。 わたしの場合は自著の書籍もあり、またテキストやマニュアルといったものを頼まれて書くことが多いのですが、必要な事項や書き込みたい事実、あるいは考証といったものがまだ手に入らない段階から、まず文章に取り掛かり、どんどん書き進め、後から加筆するということをいつもやっています。 なぜそうするか......と言えば、とかく長くなってしまう第一章から終章まで、文章に一貫した調子を保ちたいということと、使う漢字や用語を統一したいから。しかし、慣れてくると、これで案外手早く上手く書けるものです。
お礼
回答ありがとうございます。 論文は事実を多面的に見た上で自分の考えを述べていかないと、同じ学派の人には評価されても、違う学派の人には読んですらもらえないことがあります。だから、どうしても色々な見かたからの考えを考慮して、自分の意見を述べないといけないと思います。テレビに出ていたどこかの教授がいっていた発言ですが、「学力を低下させるからゆとり教育はよくない」というだけでは、同じ考えを持っている人だけが納得するだけで、テレビの時間枠やカットされていることも考えられますが、それではテレビに出て発言する意味さえないと私は思います。ですから、様々なことをわかりやすく伝えるためにこれから文章の書く力をつけていきたいと思っています。
- hagewashi
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「文章の作成能力は、読んだ本の量に比例する。」と、思います。 「文章の構成」も同じですが、「書いた方がいい」文章と「書かなければい けない」文章で選択するとかなり短く出来ます。 貴方の質問であれば・・・・・。 論文やレポートを書くときに、書きたいことが次々と浮かんで考えが広がっていくため、構成よく書くことができません。 たくさんの材料がある状態から上手に自分の述べたいことをまとめることを教えてくれる本があれば教えてください。よろしくおねがいします。
- liar_adan
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古典的な本ですが『発想法』川喜田二郎著。 情報のまとめ方です。 まあ、要点は、「トピックをカードに書いて、 二次元的にまとまりを作っていく」ということですが。 個人的には、発想が文章にまとまらない場合、二つのやり方があると思います。 (1)上記の本のように、思考過程をまとめあげていく。 (2)思い切って大部分を捨てる。 神経質な人は(私もですが)、 「あれも入れなきゃないこれも入れなきゃない」と思って、 なんでもかんでも詰め込みがちです。 ただ、読む立場に立ってみると、 ほとんどは無くてもよかったりします。 無い方がわかりやすいということもあります。 「捨てる部分が多いほど、文は良くなる」ということもあります。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 KJ法は大学の先生が使っていて、論文を書くときにみようみまねで使っていました。それだけで少しは整理できたと思うので、KJ法のようなやり方が私には合っているのかもしれません。liar_adanさんの後半の文章はまさに私と私の話を聞く周囲の人の状態そのものです。
お礼
詳しく回答していただきありがとうございます。 わかりやすい見出しのたてかたが見につくようがんばろうと思います。 >誤って「回答」のボタンを押してしまいました。 どうか気になさらないでください。 親身になってアドバイスしていただき感謝しています。ありがとうございました。