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アプリケーションごとにゲートウェイを切り替える
同一LAN上に2つのルータ(仮にA,Bとします)があり、それぞれがインターネットに接続されています。そのうちの一つ(ルータA)をデフォルトゲートウェイとして設定していて、インターネットへの接続は全てルータAを経由しています。 このままではルータB側の帯域がさっぱり使用されないため、負荷分散の意味も含めて、でできればアプリケーション毎に経路を変更したいと考えています。 具体的に行いたいことは、WebはルータAでスカイプをルータB経由に振り分けたいのですが、このような設定は可能なのでしょうか? 皆様のお知恵をお貸しください。よろしくお願いします
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LAN内のPC側ではアプリケーション単位のゲートウェイ振り分けは、一般に困難です。 ルーティングテーブルにレイヤ4のポート番号を含めることが出来ないからです。 特に、アプリケーションが不特定多数の相手と通信する場合は、ルーティングテーブルに細工してなんとかするという手も使えません。 特定少数の相手の場合は、相手のIPアドレスごとに静的ルートをルーティングテーブルに追加する方法が使えますが・・・これも管理可能なのは数件程度ではないでしょうか。 あとは、乱暴に、IPアドレスの第一オクテット(最初の8ビット)が奇数か偶数かでルータを使い分けるような静的ルートを、200個以上設定するとか・・・ route add 1.0.0.0 mask 255.0.0.0 routerA route add 2.0.0.0 mask 255.0.0.0 routerB route add 3.0.0.0 mask 255.0.0.0 routerA route add 4.0.0.0 mask 255.0.0.0 routerB ・・・・・ みたいな感じで・・・ 一番楽、というか、現実的かなと思うのは、PCが複数台あれば、PCを2グループに分けて、グループAはデフォルトゲートウェイをルータA、グループBはルータB、とする方法くらいでしょうか。 ---------------- PC側ではできないとすると、ルータ側でやるしかないわけですが、 ルータAにアプリケーションを認識する能力があれば、例えばスカイプのトラフィックが来たら、ルータBに転送する、という設定が可能な場合はあります。 Cisco社製のルータであれば、機種・バージョンにもよりますが、Policy Based Routingという機能があります。 普通のルータは宛先IPを基準にルーティングしますが、PBRはそれ以外の情報(ソースIPやTCP/UDPポート番号、パケットサイズ等)を基準にルーティングする機能です。 ただし、高速回線でそれなりの性能を出そうと思ったら、それなりに高価な機種でないとだめです。 そもそも、ルータが普通のブロードバンドルータであれば、そのような設定自体、機能として持っていないと思われるので、難しいですね。 ネットワーク環境が、個人レベル~SOHOレベルのものだとしたら、ルータで何とかするのは厳しいかもしれないです。 中規模以上(つまりそれなりにお金を出せる環境)であれば、世の中には2本の回線を動的に使い分けるようなルータもあるので、結構高価ですがそういうのを利用するのも手です。 少しケースは違いますが、以前、他の質問に回答した内容(参考URL)も参考にしてください。負荷分散可能な製品について言及しています。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 予想以上に詳しく解説していただいてとても助かります。 お金をかけることができないので、PC側で何とかしたしたかったのですが、やはり無理そうなんですね。 提案通り、私もLAN内のPCを2グループに分ける方法が現実的であると思いますので、この方法を実行してみることにします。 ありがとうございました。