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パレスチナの本はたくさん読んできたんですが

パレスチナに興味のある方にお聞きします。 パレスチナ問題について論文を書きたいのですが、まとが絞れません。私もパレスチナに興味があり、今までいろいろ本は読んだのですがポイントがみつかりません。 そこで原点にかえってみようと思い、みなさんにお聞きします。みなさんは「なぜ」パレスチナに興味を持つようになったのですか?お忙しいところ申し訳ありませんが是非みなさんのお考えを参考にさせてください。

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  • cse_ri
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回答No.1

やっぱり、いろいろ事件が起こるからですね。 対象に興味を持つと、調べてみようという意欲が湧いてきます。 それから、イスラエルという国にも興味があるからかな? 「日本人とユダヤ人」とか「旧約聖書をしっていますか」(阿刀田 高さんの本です) といった本が愛読書の一つなので、自然とイスラエルに興味を持ち、関連するパレスチナ 問題にまで視野が広がるようになりました。 一口にパレスチナ問題といっても、背後の歴史が深いですからね~。四千年以上あ るから、日本の倍以上だ。しかも、近隣の諸国(アラブとかエジプト)も知っておかな くてはいけないし、とにかく大変ですね。 それから宗教。日本人に縁の浅いユダヤ教とかイスラム教の知識や宗教史の知識も 必要になってきます。 やっぱりポイントは、「なぜイスラエルとパレスチナ(ユダヤ人とアラブ人)がなぜ争っているか」 だと思いますよ。これを理解しようとすれば、背後の民族史と宗教史を一通り調べ なくてはいけませんので、パレスチナ問題全体のイメージをほぼ掴むことができる ように思います。

marimo321
質問者

お礼

親切なアドバイスどうもありがとうございます。なんとなく糸口が掴めそうです。さっそく紹介してくださった本も読んでみたいと思います。またイスラエル、パレスチナのイメージが変わるかもしれませんね。お忙しいところ、本当にありがとうございました(^-^)!

その他の回答 (2)

  • sama2
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回答No.3

こんばんは。 私がパレスチナに興味というか、パレスチナがどういう国かを知ったきっかけは、ムスリムの友達がきっかけです。 彼らと話をしていると、いろんな事で「えっ!なんで???」という事ばかりするし、「えーっどうしてそんな事言うの???」っていう事ばかりだったのです。 たとえば、時間の感覚や、物事の捉えかた。何から何まで摩訶不思議。どっからそういう考えが出てくるの?っていう元をたどれば「文化の違い」だったんです。 イスラームは、宗教的というよりも、私には生きていく上での法律。うーんもっと簡単に言えば、規則のような感じがします。イスラムの文化を知れば知るほど面白い。彼らをもっと知りたい!!っていう思いからいろんな本を読みました。 いつも陽気な彼らが揃って言うのが、「アメリカは嫌い!!」っていう事です。どうしてそんなにアメリカ人の事も知りもせずにそんな事を言うのか初めは良く分からなかったんですが、パレスチナ問題の本を読んでいくうちに分かってきました。うーん、分かったような気がしているだけなのかな? この件は、当事者でないと本当の憎しみや、苦しみは分かんないでしょう。 でも、日本におけるパレスチナ問題の報道のされかたが、あまりにもイスラエルよりの偏った報道なので悲しくなってきています。どうしてそこまでテロリストを追い込んだのか?っていう論議は一切聞かないですよね。 テロの件以降、私の周りには(日本人の友達)、イスラエル建国の歴史から、パレスチナの問題までを時間のある限り説明しています。 ユダヤ人にしても、パレスチナ人にしても歴史に振り回されて悲しい歴史を積み重ねている事には変わりないですよね。 もっと日本の学校で戦後の世界状況も教えていかないと、これからの国際社会に置いていかれますよね。 何だか的外れな回答になってしまいすみません。

marimo321
質問者

お礼

ありがとうございます。 私もsama2さんと同じ意見です。 私も、なぜイスラエル・パレスチナに興味を持ったかというと、やはりあまりにも文化や考え方が私達と違うから、だったと思います。本当にこまかく知ろうとするほど違いが見えてきてそこに魅力を感じたんですね。  私にはムスリムの知人はいませんが、授業で色々と在日の方々にお話を伺う機会があったもので、イスラムに少しだけ触れることができました。それで一番疑問に感じたのは、彼らのあの従順で熱心な信仰心はどこから生まれ育ってきたのかということです。日本人は仏教徒といわれていますが、実際には大部分が無神教徒ですよね。もちろん信心深い方達も大勢いるので一概にはいえませんが、やはりそれも文化の違いなのでしょうか。 そして、イスラエル寄り、アメリカ寄りの報道には私も納得がいきません。こんな報道の仕方ではムスリム=過激派という誤解を招いてもおかしくはありません。日本のアメリカ寄りは大きな問題ですね。かといって、反論してアメリカに見放されてしまっては私達はなす術がないのですが。私が考えても当然解決に結びつくわけではないのですが、一人一人がいかに意識していくかが大事だと思っています。 お忙しいところ本当にどうもありがとうございました(^O^)

回答No.2

私もmarimo321さんと同じくパレスチナには非常に興味を持っております。 私の場合、クリスチャン家庭に育った事が最大のきっかけだと思います。 クリスチャンの方ならお分かりだと思うのですが、日曜学校等で子供心に興味を抱くのは旧約の色々な物語。(新約は福音や信者への書簡がほとんど、イエスの言行録といった感じで子供には余り面白くないかも) アダムとイブから始まり、ノア、アブラハム(ここまではユダヤ人とアラブ人は同根)、モーゼ、ダビデなどなど色んな話が、あのパレスチナを舞台に(一部他の中近東、エジプトなども)繰り広げられます。 やはり旧約抜きにパレスチナは語れないと思います。(それが全部では無いが) 十戒でお馴染み、エジプトで奴隷となっていたユダヤ人(イスラエル人)を率いたモーゼに対し、神は「乳と蜜の流れる」カナン(現パレスチナ西部)の地を与えると告げます。既に人が住んでいるのに、余りに一方的ですが。 しかし神の啓示は絶対です。彼らユダヤ人は抵抗する人々を次々と滅ぼし、結局エジプトを出て40年も掛かってカナンを手に入れたのです。 私は現イスラエル人の名目上の建国理念もここにあると思うのです。パレスチナは神がここに住むよう命じた土地であり、他へ建国する事は神に背く事。絶対にこの地は渡せない、と。(実際にはパレスチナ以外にアフリカに建国するというオプションもあったようです) 彼等はローマに国を追われてから約2000年も祖国を持てず、色々な地域で迫害を受けて来ました。異邦人ゆえ土地も持てず、金融、流通あるいは学問に携わざるを得なかった。(それらが国際的財閥や天才科学者を生んだとも言えますが) その彼等がナチのホロコーストで民族絶滅の恐怖を味わい、第二次大戦後、ようやく国を持てるとなった時の喜びは如何ばかりだったでしょう。流浪の経験の無い我等日本人には真に理解する事は出来ないのかも知れません。 しかし、2000年もの間、彼の地が無人だったはずはありません。所謂イスラム教徒たるアラブ人達が生活していたのです。彼等も彼等で戦後、イギリス統治から独立を果たせるものと信じていたのです。(他のアラブ諸国は独立した) このパレスチナ問題は旧約の昔と列強支配後の近現代が複雑に絡み合っています。 色んな意見はあるでしょうが、私にはどちらが悪いとかは一方的に決められません。2000年も待ったユダヤ人にも同情しますし、追い出されたパレスチナ人にも同情します。お互いが仲良く暮らせないのか、とも思いますが、残念ながら当分の間は無理でしょう。 どちらにも自分達の信じる神がいます(ユダヤもイスラムも基本的には同じ神を信仰しているのですが、解釈が違います)。ユダヤ人からすれば、神が我等に与え給うた土地だから、絶対に死守します。しかも廻りはアラブ国家の敵だらけ。一歩でも引いたら、彼等は地中海に飛び込む以外ありません。それ故過剰なまでに自己の生存権を前面に押し出します。 片やパレスチナ人は同じイスラム諸国の同情と援助を受けながら、何が何でも悪魔の国イスラエルを追い出そうと決して諦める事はしないでしょう。悲しいかな、これが現実です。 これら歴史的、宗教的、民族的対立と建国の経緯、そしてそれ以外に西欧キリスト教国(筆頭は勿論アメリカ)とイスラム圏の対立の図式も見逃せません。 イスラエルの最大スポンサーは建国以来ずっとアメリカであり、現代世俗文明の最大の擁護者です。堕落した世俗を憎みイスラムへの回帰を唱える一部過激派はイスラエルの背後にいるアメリカへも憎悪を膨らませています。 この2000年にも及ぶ、否旧約の代から見ればもっと長い歴史と列強の思惑によるイスラエル建国、そしてグローバルスタンダードを以って自認するアメリカとそれを嫌うイスラム。まさにこのパレスチナにこそ凝縮しているのです。 長々と失礼致しました。(私も彼の地には思い入れが強いので・・・) 余談ですが、4年前定年を迎えた父がパレスチナへ行ってきました。父曰く「聖書の舞台を生で見れて、本当に良かった。もう一度行きたい」と申しておりました。 既に読まれているかもしれませんが、旧約聖書はパレスチナを語る上で必読の書です。是非お読み下さい。 また、出来れば相手方のイスラムの教え、歴史(特にエルサレムが三大聖地になった訳)を押さえ、シオニズム運動とアメリカとイスラエルの関わりを学ばれる事をお薦め致します。

marimo321
質問者

お礼

丁寧なご回答ありがとうございます。 そうですね、ユダヤの人達にも迫害されたとても苦い思い出があるんですよね。私にもどちらが正しいとか間違っているかというのは言えません。でもだからこそ、その差別の痛みを知っている彼らだからこそ出来ることがあるのではないか、と思ってしまいます。そして、やはりアメリカン・スタンダードのグローバリゼーションが与えた影響は大きいですね。アメリカについていっている日本人。私達の一人一人が本当に真剣に考えなくてはならない問題だと思います。 パレスチナいいですね。私も一度行ってみたいです。 お忙しいところ本当にありがとうございました。