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集団訴訟
賃貸マンションの敷金返還問題の関係で、 集団訴訟に加わらないかという話があるのですが、 集団訴訟での判決というのは、どういう形で出る ものなのですか? 人によって相手も返還請求額も、また個々の事情 も違うと思うのですが。 うちの場合は3分の2ぐらいは戻ってきているのですが、 全く返ってこない上に追加払いを求められているような 人と同じ判決が出されるのか、それとも個々に判決をが 出るのか、どうなっているのでしょう?
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「集団訴訟」といわれているものには、2種類あります。 ひとつは、民事訴訟法38条の「共同訴訟」です。 裁判所が、複数の当事者について、同時に、審理・判決をするというものです。 例としては、原爆症集団認定訴訟、と通称されているものがあります。 この場合、原告は、複数の被爆者の方々(集団)ですが、被告は、国だけです。 敷金返還訴訟でも、ひとりの大家さん(被告)に対し、複数の原告(複数の元借主)が、 訴え提起する場合には、「共同訴訟」が可能と思います。 もう一つは、原告も被告もバラバラだけれど、同じような種類・目的の訴えを、 同時期に、集中的に提起する、「一斉提訴」ともいわれるものです。 法律的には意味はないけれど、マスコミ・世論へ、問題点をアピールする目的で なされるようです。 sakasapandaさんが誘われているのは、こちらの方かと思います。 この場合、「敷金返還」という目的は同じでも、民事訴訟法上の「共同訴訟」には、 なりようがありません。 ご指摘の通り、「人(原告)によって、相手(被告)が違う」からです。 したがって、各自の事件(訴えの提起、審理、判決・和解等)が別々になりますので、 他の方の事件との関係はどうなるのか?等のご心配は無用です。
お礼
なるほど良く分りました。 やはり個別に判断するのですね。 ありがとうございます。