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でんぷんの加水分解
最近科学全般、特に化学に興味がわいてきたものです。先日、でんぷんを分解してグルコースを作る話を聞きました。その話では、でんぷん100グラムから理論的には110gのグルコースが取れるそうです。また通常は水和物?としてとれるので、もっととれるということです。なぜ少ない原料からたくさんのものがつくれるのですか?また、水和物だと何グラム取れるのですか?教えてください。
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- mojitto
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デンプンはグルコースがつながったものですが、このとき、水分を放出します。つまり グルコース→デンプン+水 となります。 今回のご質問はそのデンプンを加水分解することですよね。つまり デンプン+水→グルコース です。つまりグルコースの原料はデンプンだけでなく水も含まれます。おわかりいただけましたか? ちなみにグルコースの分子量が180、水の分子量が18。加水分解でグルコース一分子当り水は一分子加わるので、概算で ((180+18)×n)/180n=1.1 n:でんぷんに含まれているグルコースの数 つまりデンプンの量に対して取れるグルコースは約1割増えてるんです。 ちなみに水和物に関してですが、これは結構高度な質問です。なぜなら全ての分子に最大量の水和をしているとは限らないからです。一部水和していたり、全くしていなかったりします。 今は資料を持っていないので、グルコース一分子当りどれだけ水和できるか調べてみましょう
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定量的に何gというのは、よく分かりませんけど… でんぷんは、一般的に H-(CHOH)n-OH という鎖が長く連なったものです。 加水分解というのは、この鎖を断ち切ることを意味しますが、切れたところに、H2OのHとOHが結合します。 (加水分解:水が加わって、分解する) H2Oは、分子量18ですので、n×18分の重さが増します。重さが増えるというのは、このためでしょう。
お礼
ありがとうございます!水が加わった分重量が増えるのですね。このところコンピュータの調子が悪くてアクセスできず、お礼が送れて申し訳ありません。
お礼
ありがとうございます!100gのでんぷんから約110グラムでいいんですね!助かります。水和に関しては奥が深いんですね。