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企業は何に対して消費税を払う?
消費税の仕組みがよくわかっていないので、質問しました。 弊社のある商品の仕入値は700円(税抜)ですが、実際には消費税をプラスして735円となります。ということはここで消費税を払っていると思います。 この商品を販売する際は、1000円(税抜)で販売していますが、税込で1050円となります。 それで質問なのですが、売上に対して消費税を払うのですか?つまり、仕入の際に35円の消費税を払っているのに、また売上時に50円の消費税を払うことになるのでしょうか。
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#1さんのおっしゃるように付加価値税です。 付加価値に対してかかるので、今回は700円のものを1,000円で売ったために生じた付加価値300円に対し5%かかります。なので15円です。 (1,000円にかかる50円は、払っているのではなく預かっているものです) 会計の実務上は、 仕 入700/現金735 仮払消費税35/ と、 現金1,050/売 上 1,000 /仮受消費税50 のようになります。 消費税を納税するときに、仮払消費税勘定と仮受消費税勘定を比較し、仮受が多い場合は、納税の必要がありますので、差額(今回は15円)を未払消費税として計上したのち、税務署に納めます。 逆に、赤字の場合はどうかというと、仮払消費税のほうが多くなります(赤字ならば付加価値などなくマイナスになっている状態です)。 例えば、700円(35円)で仕入れさらに経費が500円(25円)かかったのに、1,000円(50円)で売った・・200円の赤字の場合。 仮払消費税が35+25=60円。仮受消費税が50円で、仮払のほうが10円多くなります。この分は、未収消費税として計上し、税務署に申告して、還付を受けます(税務署からお金(この場合10円)が振り込まれます)。 つまり赤字(原則として)の会社は、付加価値がないので、消費税は納めることはなく、納めすぎた分(=仕入時に他の会社へ払った分の一部)を税務署から返してもらっています。 そして全体としては、生じた付加価値の5%が徴収されている・・ということになります。
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- toka
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質問の場合ですが、 <お客>消費税支払 - 50円 <あなたの会社>受取消費税 + 50円 仕入先への消費税支払 - 35円 自社が税務署に支払う分 - 15円 差し引きチャラ <仕入先> 受取消費税 + 35円 支払消費税 - 35円 これもチャラ つまり、トータルでは消費者だけが50円支払ってるというわけです。
- nobuyukistu
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こんにちは。 消費税の申告は すごく簡単に言うと 売上(販売)の際に預かった消費税から 仕入の際に支払った消費税を差引いた分を 支払うことになります。 ご質問のケースで考えてみますと 販売の際に預かった消費税50円から 仕入の際に支払った消費税35円を引いた 15円を消費税として納付するという感じになります。
日本の消費税は付加価値税という考えです。 質問の例では会社の付加価値は他に費用がかかっていなければ、売上と仕入れの差額300円ですので実際に納める消費税は15円です。
お礼
みなさん、ありがとうございました。うちの社長が、「735円で仕入れて、1000円で販売しているんだから、利益はないんだ!」とよく言っているのですが、いつも巧妙にごまかされていたような気がしていました。仕入原価に消費税を入れてしまうものはいかがなものかと思っていたのですが、ようやく論理的にすっきりしました。ありがとうございました。