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司法試験について
僕は今は法学部ではなく、医学部に通ってるんですけど、司法にも大変興味があります。ただ、最近ロースクールだの法科大学院だので、全然話題について行けません。。今は医学部なので、このまま6年間大学に行って医師の資格も是非取りたいのですが、もし出来るなら、時間のある教養部のうちに司法の勉強もしたいと思っています。司法試験がとても難しいことは分かっているのですが、医学部行きながら司法の勉強というのが出来るのかが分かりません。どなたかお分かりの人いたら答えてください。 追:もちろん医師になるのが第一目標なので、医学の勉強が大変になってきたら司法は中断するつもりですが、その分できれば時間のある教養部の間に勉強してしまいたいです。。どうぞ、お願いします。
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医学部の教養部にいるあいだ、ということは1年間ということでしょうか。 その1年間で現行司法試験に合格するのはまず無理でしょう。 司法試験ですが、2010年までは法科大学院卒業者(と予備試験合格者)を対象とした新司法試験と、現行の司法試験が並存します。 (新司法試験は2006年から開始。現行司法試験は2010年に終了し、以降は新司法試験のみ) 現行司法試験は誰でも受けられますので、質問者さまも教養部在学中に受けることができますが、新司法試験の実施に伴い、現行司法試験の合格者数は徐々に減少させる予定となっています。 (2004年の現行司法試験合格者は1,500人程度。2006年以降は500~600人に減少させる予定) 現行司法試験の出願者に対する最終合格率は、2%台です。 法学部在学中に合格する人もいますが、たいていは何年も勉強してやっと合格できる(それで合格できる人も少ない)ほどです。 今後は、新司法試験がメインになることから、現行司法試験に合格するのは一層難しくなるでしょう。 たった1年の勉強で、しかも学部の勉強と平行しながらで、あっさり合格できるほど司法試験は甘くありません。 いきなり司法試験を目指すのではなく、教養として法学の知識を深める程度にし(それだけでも相当高い意識を保つ必要があるので大変だと思います)、まずは学部の勉強に専念されることをお勧めします。 勉強方法ですが、もし法学部キャンパスが近くにあるのであれば、法学部の講義(1・2年次向けの入門講座)を受けられるのが一番効率が良いと思います。 入門書もわかりやすいものが多くありますが、授業に勝るものはありません。時間割や講義要綱は他学部でも入手できると思いますから、せっかくの大学を利用しましょう。 なお、法律の勉強は、基礎の理解がなければできませんから、始めは民法総論、刑法総論、憲法総論などから始めるのが良いと思います。 (会社法や知的財産法などは私たちの生活に密接にかかわりがあるのでとても面白いのですが、民法の基礎がないと難しいと思います)
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- mark-wada
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医学部を卒業して医師となり、仕事も安定したところで、数年間、独学して司法試験に受かった、という体験談を見たことがあります。(ロー・スクール発足以前) #3の方の回答にあるのと同じようなケースだと思います。これが現実的ではないでしょうか?
お礼
ありがとうございます。独学で司法試験に受かるなんて本当に凄いですね。いずれにしても、まずは医学部卒業してからの話であるということが分かりました。ありがとうございます。
- bascavil
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私は、法学研究科で助手をしています。 法学系は今、過渡期でして、大学院も「法学研究科」と「法科大学院(ロー・スクール)」が並存しています。前者は、「学者・研究者」を養成し、この中には政治学も含まれます。後者は、新司法試験受験生のための機関で、法曹養成機関です。 で、私の所属する法学研究科の博士課程に、開業医のかたが在学しています。彼は、司法試験狙いではなく、医事法や応障義務・医療訴訟の専門家として学位をとり、ゆくゆくは弁護士と組んで医療訴訟のコンサルタントになるか、医事法で医学部のポストを狙っているようです。 もともと社会人枠で大学院修士課程に入ってきたのですが、最初は非常に苦労していました。法学の基礎を知らないので、学部の講義やゼミで必死に追いつき、現在は博士論文の作成に取り組んでいます。私は、凄いなあと思って見ています。その代わり、本業の開業医の方は、かなり休業状態のようですが、本人は「将来への投資です」と言っています。 ですから、wolgangelさんも、将来的には医師として軌道に乗った暁には、ロー・スクールで3年修行し、法曹資格を狙うのはアリだと思います。あるいは、ご自身の関心領域に特化して、法学博士を狙うのもアリかと思います。 ただ、これは部外者の感想ですが、医師になるまでは医学に専念したほうが懸命だと思います。医学部のハードさは、ちょっと他学部では想像できなほどだと聞いています。一方、法学ことに司法試験も文系最難関なわけで、両立は物理的に無理じゃないでしょうか。ただ、教養部で時間に余裕があるなら、将来のために民事法の基礎は勉強されてもいいかもしれません。できれば、法学部に潜り込んで、講義を受けるといいでしょう。あと、法学系のサークルに顔を出すと、医学部のかたは歓迎されるんじゃないでしょうか。 いずれにせよ、まずは医師の資格。そのうえで、自分の人生設計が許す時を見計らって、ロー・スクールというのが妥当な手順だと思います。
お礼
大変丁寧な解答有難うございます。確かに他の方の意見も参考にした感じ、教養部や医学部在籍中に司法試験に合格するのは結構困難みたいですね。実は、僕も医療系若しくは理系分野の訴訟で活躍する弁護士に憧れているのですが、やはり、両方の資格をお持ちの方は一度、医学部を卒業してから医師国家試験に通り、その後に司法試験にチャレンジしている訳ですね、ふむふむ。。分かりました。No.1の人の意見も参考にして、まずは司法系の大学の講義に出る程度にしておきます。六年たって、それでも司法試験に対する情熱が失せてなかったら、もう一度考え直したいと思います。ありがとうございました。
- masaosann
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どちらのも取るなんて不可能だから 医者の免許取るのを薦めます。 なぜなら医者の免許取る方が難しくなっているからです。 それにいい医者になりたければ他の仕事に目を奪われるな!!!
お礼
いや、医学部に受かれば医師国家試験に合格するのは困難ではないし、実際に両方の免許を持っている人がいます。masaosannは以前、他の掲示板でも多数の方に嫌がらせの解答をしていましたね。僕は真剣なんです。ちょっかい出さないで下さい。
お礼
大変詳しい説明有難うございます。ということは、今後はますます現行の司法試験で合格するのは難しくなっていく感じですね。確かに一年で勉強して合格出来るほど司法試験は甘くないだろうし、少しゆとりがあるなら、大学の講義(ちょっとモグルことになりますね(笑))に出席してみたいと思います。No.3の方やNo.4の方の言う通り、実際には医学部卒業後にロ-スクールから頑張り出すのが現実的だと思いました。まず、四月に授業が始まったらそれ系の授業に試しに出させていただこうと思います。本当に丁寧に有難うございました。