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ダーリントン接続の電圧は?
私が見ている初心者向けのトランジスタの書籍で、下記のような記述がありました。 NPN形トランジスタを2つ使ってダーリントン接続の接続になっていました。 1段目と2段目のトランジスタを、Tr1、Tr2とおくと、Tr1のエミッタがTr2のベースに接続していました。 ここで、この2つのトランジスタを1つのトランジスタと仮定したときのCE間の電圧をVce、2段目のトランジスタのベース/エミッタ間電圧をVbe1、1段目のトランジスタのコレクタ/エミッタ間電圧をVce1と書かれていました。 このとき、のVceの電圧が、 Vce≧Vbe2+Vce1 と表記されていました。 以上と同様に、Vbeについては、 Vbe≒Vbe1+Vbe2 と表記されていました。 ここで、なぜ等号記号が=ではなく、≧や≒となっているのでしょうか?
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書き方が悪かったです。すみません。。。 Vce≧Vbe2+Vce1 右辺は、トランジスタ1個、1個単独で測定した時のVbe2とVce1の値で、左辺は、2個のトランジスタをダーリントン接続にした時のVceの値です。 おそらく、数学の方程式のように 2=1+1であって、2>1+1は、おかしいではないか、とお考えになったかもしれません。 どの書籍にも2個のトランジスタをダーリントン接続にした回路図が書いてあり、その図で説明しているので、Vbe2やVce1もダーリントン接続された状態で測定しているように思ってしまいますが、右辺のVbe2やVce1は、個別の時の値です。それらを組み合わせて1つのダーリントン回路にしたとき、動作条件が変わって左辺のVceとなります。 これは、ダーリントン接続の特徴でもあります。大電流を流すことが出来る回路だが、Vce(sat)が高くなってしまうということです。
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- Piazzolla
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これは、おそらく、Vce(sat)の関係だと思います。 sat:saturation(飽和) Vce≧Vbe2+Vce1 この式の左辺、Vceはダーリントン接続の2段目のことで、実際の動作時は、Vce(sat)となっています。 トランジスタを単独で考えると、Vce(sat)は、0.2~0.5V程度ですが、ダーリントン接続のときは、Vbe2がおよそ0.7V程度なので、Vbe2+Vce1が1Vを超えるからです。 主な原因は、このVbe2=約0.7Vの分だけ大きく変わることになります。 Vce(sat)は、ベース電流を大きくすると、hFE倍されたコレクタ電流が流れ、Vce(sat)を小さくすることが出来ます。等号となるときは多分このときだと思われます。 Vbe1、Vbe2は、およそ0.7V程度ですが、ダーリントン接続の時のVbe(sat)も、例えば1.3V程度で多少違うがほぼ同じ、ということだと思います。 *一度、長文で書いたのですが、エラーが出て消えてしまったため、簡単に書き直しました。分かりにくいかもしれませんがすみません。。。
お礼
>Vce≧Vbe2+Vce1 >Vbe2がおよそ0.7V程度なので、Vbe2+Vce1が1Vを超えるからです。 >主な原因は、このVbe2=約0.7Vの分だけ大きく変わることになります。 ここで、「Vbe2+Vce1が1Vを超える」としても、等号で無ければならないのではないでしょうか?何故ならば、Vbe2+Vce1がVce(sat)であるならば、それそのものではないかと思うからです。即ち、等価であるために、それについて不等号が混ざるのはありえないのでは? ご教授のほどを、お願います。
- tkfm
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Vbe1,Vbe2,Vce1はダーリントン接続したときの値でしょうか? 単体のときと動作条件が変わることを意味している気がします.
お礼
ダーリントン接続したときのそれぞれのトランジスタのBE間とCE間の電圧です。 また、動作条件について具体的に教えていただけないでしょうか?
お礼
いつも、ご解答ありがとうございます。 お礼が遅くなってすみません。