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コンサル業界に必要な技術
私はERPの導入をする会社から内定を頂いた大学の4年生です。 就職活動中は、主にITコンサルと言われるアクセンチュアやフュ-チャ-システムをうけました。 それらの会社では不採用だったのですが、無事小さな会社から内定を頂きました。 そこで質問なのですが、ITコンサルに限らず、コンサルファームと呼ばれる会社で求められている技術、または現在用いられている技術について教えて下さい。 もしくはコンサルファーム出身と言う方で、会社で身に付けたあの技術が今役立っている。など、地頭以外で、転職においての有利な技術、通用する技術と言うものがあれば教えて下さい。よろしくお願いします。
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- savager
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現役コンサルタントとして、少し違う観点から回答させていただきます。 コンサルタントとして重要なことのひとつにコミュニケーション能力があげられていますが、これを具現化する方法のひとつに、「資料の作成能力」があげられます。 コンサルタントはお客様との会話の中から、お客様が漠然と認識している問題点を抽出し、わかりやすい形で情報共有する機会が多くあります。そのとき主に利用するのが「パワーポイント」の資料。私は文系出身で学生時代にパワーポイントを一度もさわったことがありませんでした(お恥ずかしい話ですが・・・)今の会社に入り、新入研修でパワーポイントの基本的な利用方法を勉強したのですが、納得のいく資料を作成できるようになるまでには、かなりの時間を要しました。 パワーポイントの資料を作るポイントは、 「最終的に一番伝えたいメッセージがクライアントの頭に残るようなストーリーラインを構築すること」 これができないと、いくら各々のページがきれいにできていても「ふーん」という反応で終わってしまう可能性があります。 そこで、アドバイスとしてパワーポイントのアウトライン機能を活用すること。私は資料の構成を練る際にまず空白の紙をいくつか並べ、メッセージラインだけを記入してストーリーが流れるかを確認しています。 ストーリーが作れるようになった後は、各々のページをきれいに作りこむスキルを身につけることも大事になります。私の会社にはそのために「色彩検定」や「カラーコーディネーター」の資格を取っている人も多いです。時系列や、強調したいことを表現するときに、受け入れられやすい色使いとそうでない色使いというものがあります。 経験や慣れも大事になりますので、あまりパワーポイントに触れたことがないようであれば、いろいろな資料を見ておくことも大事だと思います。そのときは、「全体的な話の流れ」と「資料全体で伝えたいメッセージ」を把握するようにすること、および、「各ページに凝らされた色使いなどのスキルを盗み取る(ちょっと表現がよくないですが・・・)こと」を頭においてみてください。
- techbrain
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私は経営システムコンサルタントをしている者です。その経験上から感じたことを含めて回答させて頂きます。 ITに限らずコンサルには ・経営・管理・業務 ・IT技術(情報通信・システム) ・コミュニケーション(聞く・判る・話す・書く) という3つの軸があります。 あえて『ITコンサル』という名前になっている理由は、特にIT技術という切り口によって“クライアントの抱える問題の解決(=ソリューション)”の提供を行うことが業務の中心になるから、であって、目的は“クライアントの抱える問題の解決(=ソリューション)”である、ということが一番重要です。 そういう意味では『自分の仕事は“クライアントの抱える問題の解決(=ソリューション)”である』という意識を持つことが「コンサル業界に必要な技術」である、と言えます。 ITコンサルは、ともすれば「ITコンサル」というその名前からIT技術について特化したり、強いことが求められている様に思ったりしがちですが、#1~#4の方が仰られている様に、むしろクライアントの経営・管理・業務をコミュニケーション(聞く・判る・話す・書く)によって理解し、それらを良くして理想に近づける為に顧客と自分達で力を合わせて何が出来るか?を考えて、クライアントが納得して実行しやすいように伝え、さらにその実行のお手伝いをすることが仕事のポイントです。 コンサルはサポート役ではありません。アシスト役です。つまり、応援役ではなく、伴走役だということです。主体ではないが、一緒になって考え、行動し、問題を解決する“対等なパートナー”でないといけない訳です。 経営分析の際に使う“4C”というフレームワークがあります。 =========== 自 社(Company) 協力者(Co・operator) 競 合(Competitor) 顧 客(Consumer) =========== つまり、クライアント側から見れば「自社(=クライアント)自身が、競合企業に負けずに、自社の商品・サービスを顧客に対して提供する」ことが出来るように事業を行う上での『協力者(=コンサルタント)』であることが要求されている、ということです。 その為に重要なのは、クライアントの事業上・業務上の問題点について、過去・現在・未来における完了・時点・進行のいずれの状態にあるかを冷静かつ客観的に把握・理解・分析・判断できることであり、 それらを基に、自分(=コンサルタント)自身のクライアントに対する「コンサルティングの基本スタンス」としての『テーマ・目的・目標』をキチンと定め、クライアントと共に実行に移せることです。 もちろん、クライアントに対しては、その「コンサルティングの基本スタンス」をベースに、パートナーとして、クライアント自身が実行する『基本方針・コンセプト』を一緒に定めて実行していくことがポイントです。 テーマ・目的・目標が“コンサルタントとしての要点”であったのに対して、基本方針・コンセプトは“クライアントにとっての要点”であることを意識して考え、決め、実行に移すことが大事です。 =========== テーマ:目標を達成し、目的を果たすことにより解決されるクライアントの課題(←場合によっては個別の問題点ということもあり得る) 目 的:定性的・質的な方向性を与え、クライアントが実行に移したことによって得られる効果・メリット 目 標:クライアントがその目的を果たすために必要となる「いつまでに何をどれくらい実現するか」という達成すべき具体的・定量的な実行内容 =========== =========== 基本方針 :クライアントが、(クライアントの)顧客に対してどうしていきたいのか?何を以って社会に貢献していくのか?という方向性 〔具体化するとそれが経営や事業の基本戦略となる。松下幸之助の水道哲学などが有名である。〕 コンセプト:基本方針を実現するために、事業上・業務上で形にすべき実務的な運営のポイント 〔飲食店や服飾店などのストアコンセプトを考えると判り易いのではないだろうか。〕 =========== 繰り返しになりますが、これらをクライアントとコミュニケーションをとり、その中でクライアントの経営・管理・業務を理解し、そこで発生している問題点やその真因たる課題(=テーマ)を把握し、クライアントと共にその解決を図るために何が必要かを分析し、クライアントに納得できるように説明した上で、クライアントが実行できるプランを立てて実行に移し、共に経過を見る中でその結果を解析して再度改良して、数ある目標を達成していくことで最終的に“クライアントが目的を果たす”ように仕向けること、がコンサルタントの仕事です。 但し、その為に必要な技術は、上記に挙げたものは最低限かつ絶対のものであり、実際には様々な知識や経験、能力が要求されます。それらは資格や単なる学習、本や他人からの話などで得られるものではありません。最終的には本人の経験と人間性によるものです。今の時点のoipo0918さんの経験・知識の不足は会社側は理解して採用している筈なので、人間としての器を大きくすることを学んで下さい。 こんな回答でよかったでしょうか?以下は私なりのアドバイスになります。 oipo0918さんは今は、人間性を磨き、将来その経験を積んでいくための準備をして下さい。 多くの人に会い、話し、意見を交わして、気持ちや状況を把握し、相手を理解する。先人の偉大な方々の残した言致や足跡に学ぶ。 等々の出来ることはいくらでもあります。さらに仕事に就いたらその中から学ぶことも出来るでしょう。上司や先輩、親御さんなどからも学ぶことはたくさんある筈です。それが少しだけ先輩のコンサルからのアドバイスです。
ERP系コンサルファームにありがちな、落とし穴について指摘しますので参考にしてください。 ERPは大きなパッケージですので、業務システムの標準を理解しやすい特性があります。すると、それがあたかも「正しいビジネスの形」と思い込んでしまうきらいがあります。ERPパッケージが設計された段階ですでに陳腐化が進行しており、「必ずしもベストプラクティスとはいえない」という冷静な視点を保持すべきでしょう。ゆえに、ERP仕様はどんどん変更されているのが実態です。 また、開発方法論が特異であるため、手作り開発方法論など通常のシステム開発の一般常識を理解できなくなる傾向が強くなります。ERP開発の常識が通常のシステム開発の常識ではないことを十分に顧客説明できないと、スケジュールや作業分担などで認識違いが発生して作業遅延・品質劣化トラブルを招きます。 今、SAPも含めて、開発方法論が大幅に変更される過渡期にあります。サービス単位でプロセスを設計し、必要な機能を呼び出すアプローチに変更されつつあります。これと同期するビジネストランスフォーメーションコンサルテーションの方法論も変更されます。今までの開発方法論では対応がまったくできないので、新開発方法論が今まさに発表されつつあります。おそらく大手ファームからの下請けの仕事などもあると思われます。そのときに、新開発方法論が少しづつ表に出てくると思われますので、見落とさないように注目していてください。
- harukabcde
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> 結局NO.1さんのかかれたことの焼き直しになってしまったような感もありますが・・・(申し訳ない)、以上ご参考になれば幸いです。 いえいえ、とんでもないです。 勿論コミュニケーション以前に業務知識は大事だと思います。 #2さんのご意見も参考になさって下さい。
- Chuck_GOO
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1つには、業務知識が大切ではないでしょうか。ERPを導入する企業の業種に関する業務知識もあれば、業務内容(経理、人事etc.)に関する業務知識もあります。 ITコンサルタントは、システムとお客様との「媒介役」ですので、システムを知る必要もありますし、またお客様を知る必要も有る・・・ そのなかで最も大切なものの1つが業務知識といえるかもしれません。 またこれらを知り、伸ばし、業務に活かしていくにあたっては、No.1さんのおっしゃる「コミュニケーション能力」が必須です。 これは地頭とも関連する部分ゼロではありませんが、自分が話すことを優先するより、「人の話すことをよく理解し、咀嚼し、自分の理解を相手に伝える」 という姿勢を保つことが大切かもしれません。。。 「コンサルタントはお客様よりえらい!」という思い込みがあると、この姿勢を会得するのはツライかもしれません。かといって卑屈になる必要もありません。お互いにハッピーになるコミュニケーションができればベスト、ということです。 結局NO.1さんのかかれたことの焼き直しになってしまったような感もありますが・・・(申し訳ない)、以上ご参考になれば幸いです。
お礼
いえいえ!十分参考になります。ありがとうございます。 業務知識を身に付けるには、その業界で働くことが一番早いと思うのですが、コンサルの方達はどのように業務知識を身に付けるのでしょうか??
- harukabcde
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コミュニケーション能力です。 いくら業務知識があっても、お客さんとのコミュニケーションが出来なければ話になりません。 お客さんが求めていることを瞬時に理解し、自分の業務知識を駆使しその中から最善策を考えご提案する。 このキャッチボールがコンサルの仕事です。
お礼
自分の知識を吐き出すことが出来ても相手の言葉を理解した上でなくては余計なおせっかいですよね。 これはなかなか意識して改善することが出来にくいと思うのですが、訓練して能力が向上するものでしょうか??
お礼
なるほど。ERPは開発方法論が特異であるため通常のシステム開発とは異なる考え方を持たなくてはならないわけですね。考え方も、かな? 学生にはERPという概念は掴みにくいものですので、これから仕事をしていく上でも十分に気を付けたいと思います。ありがとうございました!