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キュービクルの法定点検
電気室よりキュービクルの法定点検(1年点検)のため、CVCFを含めた全館停電を要請されました。 この1年に自動運転する無停止型のサーバーを導入したので、以前のように簡単に要請に応じられない状況です。 そこで、そもそもキュービクルの法定点検は、(1)設備単体の点検なのか、(2)構内ケーブルや分電盤を含めた総合点検なのか法定点検の範囲を教えてください。 また、キュービクル点検中(停電中)に、CVCFや自家発電を利用して停電を回避する手法は取れないのでしょうか?
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高圧キュービクルの法定点検ですが、そもそもの点検に関する規定は、保安規定です。 保安規定は事業所毎に規定されていますのが扱いは法律と同等です。 従いまして、点検の範囲や点検内容等は保安規定に準じて実施する必要があります。 保安規定に記載される内容は一般的にはどの事業場においてもそうは変わりないと思いますので、それを前提に回答します。 キュービクル点検は、(1),(2)共に実施すべきだと思います。簡単に言えば、場所ではなく電路で決まると考えて頂ければ宜しいかと・・・ と、言うのも電気設備技術基準で電路は絶縁されていなければならないと規定があり、その具体的な絶縁抵抗基準値がありそれを満たしているかを確認するために保安規定で停電し、絶縁測定するという項目があるからです。 しかしながら、ご質問のようにそうはいかない場合があります。いわゆる、停電が難しいことです。そうしたことに対応する為、技術基準では基準値を抵抗値のほかに漏洩電流(1mA以下)で規定しています。そうする事で、停電をせず漏洩電流を測定することでその電路の検査をすることができます。 でも、実情では技術的に困難な場合がありなんとも微妙です・・・ と、まぁ、前置きがだいぶ長くなりましたが以下が回答です。 停電を回避する手法は一般的に行われていることですので、可能といえば可能です。したがって、そのバックアップ回路は未点検ということになります。(私の会社でもそうした所があります) しかし、そのような場所は本当に必要な場所にのみ適用すべきです。(未点検の場合、法令違反になりますので) 従いまして、実質的には電気管理責任者(基本は電気主任技術者)がいらっしゃると思いますので、停電回避回路の必要性等を説明し、費用面等を含め総合的に勘案した上で最良の方法を選択した方が良いと思います。
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- JUN-2
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サーバーのキュービクル保守点検時の対応ですが、電気室の担当者の方に依頼して、別系統の電源を確保して貰ってはいかがでしょうか。