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なぜ携帯は切れない?工学的な要素とは?
- 携帯電話のアンテナ効率や出力に関して、なぜ基地局と確実につながり続けるのか疑問に思っている方もいるかもしれません。
- 携帯電話とアマチュア無線の違いや、デジタル技術がなぜ確実な通信を可能にするのか、解説します。
- 携帯電話がどうしてあんなに貧弱な移動機でも確実に通信できるのか、その工学的な要素についてお伝えします。
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(1)ダイバシティーの効果 携帯では基地局も移動局もダイバシティーを採用していると思います。 ダイバシティーとは,アンテナ、受信回路を2つ持ち、常に信号が強い方の系統に自動的に切り替えて受信します。このためデッドポイントが発生しません。とりわけ波長の短い携帯の電波には有効です。 はじめてダイバシティーのワイヤレスマイクを使ったときの印象は強烈で,全くデッドポイントが発生せず,限界距離を越えたとたん全く受信できなくなります。とても忙しそうに受信系統を切り替えていました。(1秒に10回以上かな?) ちなみにカーテレビのダイバシティーアンテナは「やし」です。アンテナは2系統ありますが,受信機は1つしかありません。 (2)すばらしい基地局のアンテナ 携帯の基地局を見ればわかりますが,あの波長にして数メートルもありそうなものすごいアンテナを6本一組にして使ってます。 レピーターの単一GPとは比べ物になりません。 ジャンクででればぜひパーソナルにでもつないで見たいです。 (3)極太ケーブル プロ用の無線設備では,平気で25Dとかを使います。 (4)ハンドオーバー 携帯の基地局は多数あり、常に最も受信条件のよい基地局を比較監視しています。 車などで携帯で話しながら移動すると,次々と条件のよい基地局に切り替えて生きます。この動作をハンドオーバーと呼んでいます。 恐ろしく複雑な制御を必要とするシステムです。 (5)デジタル変調 パーソナル無線をやってみればわかりますが,スケルチを全開にしてもほどんど雑音にしか聞こえないような弱い信号でもデジタルでは平気で復調できます。 機械の耳はすばらしい? だいたいこんなところでしょうか。 ちなみにデジタルになってからはダイバシティーが使われているかどうかは定かではありません。
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- mtt
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それはハンドオーバー、ソフトハンドオーバー、周波数監視システムならびに基地局の増設が充実してきたということです。携帯電話は貴方がたとえ通話中でも一生懸命に一番電波の強い基地局は何処かを探しつづけ、見つけるとすぐに乗り移るのです。弱電界ならなおさらです。だから切れにくいのです。さらにツーカーやJなどは上り、下りの周波数をも監視して一番良好な周波数にシフトさせて行くのです。 また、東京都内において基地局が大小あわせて130もある携帯会社すらあるのです。アマチユア無線といっしょにされては技術屋さんが泣きます。