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経済学に関する質問をお願いします
二つ質問がありますが、物価が上昇すると一般に名目GDPは拡大する。このとき、経済は成長したと判断してよいですか? 実質賃金と名目賃金の関係は何ですか? お願いします。
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- muroishinji
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回答No.1
1.物価が上昇すると一般に名目GDPは拡大しますが、経済が成長したとは判断しません。 いま世の中にリンゴしかないと仮定します。リンゴが10単位あり、1単位当り100円だとすると、名目GDPは1000円です。ここで、物価が上昇する、すなわちリンゴの価格が200円になると、名目GDPは2000円になります。しかし経済は「実質的に」成長しているでしょうか?物価が変わっても「リンゴ10個」は変わらないので、実質的には成長していません。名目GDPが2倍になっても食べれられるリンゴの数は変わらないのです。 実質GDPは名目GDPを物価水準で割ったものです。今の例だとリンゴが100円のときも200円のときも実質GDPは10で不変です。 2.一般に名目の値を物価(価格)で割ると実質の値になります。ですから、「実質賃金=名目賃金÷物価」です。 この式から、名目賃金が2倍になっても(例えば月収が20万円から40万円になっても)物価も2倍になれば実質賃金は変わらないです。