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トラックのAT車
トラックのAT車を初めて見ました。総重量は2トンくらいだったと思います。そもそもトラックはMT車しかないものと思っていましたので、少し驚きました。トラックに詳しい方へ質問させて頂きます。 1.普通車のAT車普及に伴い、トラックもAT化が急速にされてきているのですか? 2.私が見たのは2トン車でしたが、今現在AT化されているもので、最も重い総重量は何トン車ですか? 3.二輪のAT限定免許など、来年から始まりますが、トラックのAT限定免許などがこれから出てくる可能性は大きいでしょうか? 4.重い荷物を運ぶトラックではAT化するとパワーが落ちることはないですか? 以上よろしくお願いいたします。
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整備に従事している自衛官です。 私見と現状について紹介いたします。 1.大型から小型まで全域で 普及しつつあります。 一般の車両も同様です。装備車両で装輪車(タイヤで 走行する車両)ではAT車が半数近くを占め、今後MT が納入されることはなく現在ある旧型のMT 車が廃 車になった時点で一部の車両を除きのATのみとなる と見られます。 2.装備車両では有りませんが、セミトラクターで 総重量80tくらいまでのものを本で読んだことがあり ます。 3.当局としては視野に入っていないような気がしま す。トラックの免許というものがありませんから 大型ということでしたら、どうでしょうか。 普免で経験をつんでからステップアップして大型 というわけですから、経験者が乗っている限り 問題ないように思います。ATの誤操作による事故も あまり耳にしないようですから、何か問題が多発し ない限り新たに出来る事はないように思います。 4.走行性能の低下ということでしたら、経験上ないと 考えています。満載で峠道を走行するときなど 厳しい条件での走行時、減速操作の際にも失速し 発進操作を余儀なくされることが有ります。 下手といえばそれまでですが、アクセルワーク でコントロールし流れを乱すことなく順調に 登坂でき、精神的な疲労も軽減してくれます。 ATではエンジンブレーキの効果がMTに比較し低下するといわれていますが、この点も充分に克服されてきています。エキゾーストブレーキと併用するパワータードブレーキというものがあります。 これは、エキゾーストブレーキがエキゾーストマニホールドを閉塞して排気抵抗で制動効果を発生させますが、これに圧縮、膨張行程でも制動効果を得られるようにした物で制動効果を強化しています。 さらにリターダというものがあり、磁力により制動効果を得る物で大型の中でも重量車に採用が進んでいます。第四のブレーキとも呼ばれ、各社の先端技術を 垣間見ることができます。 整備の現場で向き合うATは別の面を見せる事があります。複雑かつ精密に出来ていますので、手をかけられる部位が限られます。電気的にコントロールされていますのでトランスミッションのトラブルはほとほんどが電気系統と関わっています。 自己診断機能により、故障の状況等を電気信号より 表示しますので、これを正しく読み取って状況を把握し適切な処置が求められます。 摩擦式のクラッチがないのでこれのトラブルからは 開放されました。クラッチディスクの早期磨耗よる 故障がたびたび起きることがあります。 操作の不良によって起きるものが大半です。 市販の乗用車のAT普及率はご存知のとおりですが、 隊員の自家用車もご多分に漏れずAT派多数となっておりますが、どうもこれの影響がいくらかあるように思っています。 ある大型にクラッチトラブルが発生し、これの整備に 関わったことがありました。クラッチが滑って走行困難という、まあ、お決まりの症状でした。 磨耗したディスクの交換作業にかかったわけですが、トランスミッションを下ろしクラッチディスクを外したところ、思いのほか重傷(症ではない)で驚いたものでした。通常は、磨耗の程度に多少幅はありますが この車では、フライホイル(これとプレッシャプレートの間にクラッチディスクを挟んで摩擦により動力を伝える)に数本の亀裂が発生しており相当に酷使されたものと判断しました。 推測ですが、発進の際に2速ギヤで半クラッチを多用したとみられます。貨物、特に大型などは空車で足場のよい平坦なところでは、発進の際2速を使いますが このときは荷を積んで足場の悪い状況にもかかわらず 2速発進しようとしたところエンスト、失速のため 半クラッチを多用して走行していたと思われます。 このような状況での発進は1速が常識ですが、それが できないのです。シフトダウンせずに半クラッチで 切り抜けようとするのでしょうね。 ATだとアクセルだけですから、手動による変速操作 がおろそかになっているではと感じます。 言葉が適当ではないかもしれませんが、私はATぼけ では、と思うのですが。 大型のクラッチ交換がどのくらいの作業かは、経験のある方でしたらお分かりかと思いますが、ここでは 省略します。 まあ、大変な整備作業からは開放されてけっこうな事だとは思います。 まとまりのない長ったらしい文になってしまい、 大変に恐縮ですが、ご容赦ください。
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- jun9611
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まあ、難しいことをずらずら並べてもわかりにくいので簡単にいきましょう。私も仕事でトラックに乗っています(と言っても消防車…)2tクラスから10tクラスまで乗る機会があります。過去にもAT車に乗ったことがあります。その感想を踏まえながら。 1急速はないでしょう。徐々に比率が高まる可能性はあります。トラックは100万km突破するものもあります。耐久性とメンテナンス。購入する側は値段の差がありすぎで購入できない。その後のランニングコストとかの絡みで。 2国産車だと25tクラス。 3世論から要望があれば可能性はあるでしょうが、ドライバー側はMTで充分。そんな考えが多いですから… 4経験から言えば、落ちます。加速が鈍いトラックで更に鈍く、変速タイミングが悪いです。 今までにトラックのATはいすずと日野のに乗ったことがありますが、変速タイミングは悪いし、変速ショックが大きい。昔のものかもしれませんが、「P」レンジもない。排気ブレーキはやはり利きません。乗用車のようにクリープがほぼないので、坂道は「D」レンジのブレーキ踏みのみなら、アクセルにペダルチェンジするときに後退するので、サイドを引かなければいけません。運転する側にとってはストレスの掛かるものです。ただ、最近ではもののいいミッションが出来たので、大型のバスなどに使用されていますね。バスの場合は乗客の乗り心地重視。総重量もないですし。一方、トラックの場合だと荷物満載なので話が違います。参考までに。
- cn9a
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私の知っている最大は、ベンツのアクトロスが30トンでATです。
- duofold
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某大手レンタカー会社で働いていたものです。 2トン車の大半はMTがメインでしたが、 ちらほらとAT車もラインナップするようになりました。 1~3のご質問は他の方が答えてくださっているので 4だけ口をはさませて頂きます。 エンジンそのものはMT車もAT車も同じですので パワーは大差ありませんが、 基本的にMT車に比べてATは1~2速ギア数が少なく (5速MTと4速AT、という感じ。) 変速ごとに大きく回転域が異なってしまうので 少々パワーを得られないようです。 また、余談ですが、排気ブレーキを使用する際に 排気ブレーキは低いギアほど効果が強いので MT車ならば排気ブレーキを十分に活用できますが MTに比べてあまり任意でギアを選べないAT車では 排気ブレーキをあまり活用出来ません。 パワー面だけでなく、貨物車にはやはりMTが 扱いやすいと思います。
お礼
お詳しい回答ありがとうございます。参考になりました。
- nagayan-aichi
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直接トラックに関わる仕事ではありませんが、 私も興味があることでしたので、私の知っている範囲のことを書かせていただきます。 1、どこまでを急速というかは、わかりませんが 2トン車をメインに活用する業種では、AT車の導入が進んでいるように感じられます。 目的は、労働者の負担の軽減と労働力の確保。 特に労働力の確保が強いと思います。 普通免許取得者では、4トン車クラスまで運転できる法律になっていますが、トラック運転が未経験の人が いきなり安全に乗れる範囲は、1トン車から2トン車クラスまでだと思います。 2トン車をメインに活用する業務としては、コンビニへの商品配送。自動販売機への商品補充作業。生活協同組合などが組合員への商品配送があります。 この種類のドライバーに女性が多いのは、AT車の導入があると思います。 MT運転の出来る人、大型免許を取得している人だと将来大型に乗るための実務経験として2トンクラスに乗るケースが多いので、2トンクラスは労働力の確保が難しいのではないでしょうか? 2、総重量25トン(大型車の最大)まであると思います。詳しくは、大型車メーカーのHPにて確認してください。 三菱ふそう http://www.mitsubishi-fuso.com/jp/index.html ただ、大型車のATは、メーカーによって3ペダルの物、2ペダルの物があり、自家用車のATに限りなく近いものは、やはり2トンクラスまでかと思います。 3、免許として出てくるかもしれませんが、就職面では、メリットがないと思います。大型車は、それだけで購入費が高く。わざわざ割高になるAT車を購入する運送会社がそれほどいないと思うからです。 4、パワーロスが全く無いとは言い切れないと思いますが、技術が向上してきているので、だいぶ良くなってきているのではないでしょうか? いまどき乗用車の世界で、ATだから走りが悪いとか燃費が悪いとは、ほとんど言わなくなってきていますよね。それと同じことだと思います。 ただ、購入費用の割高さと車両重量の増加は避けれないと思います。 購入費の面では、乗用車のように数万円の割高ではすまないと思いますし。 車両重量の増加は、積載可能な重量の減少に直結するので、大型車のAT化は急激には進まないと思います。
- B-rapid
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2トントラッククラスでしたら、10年以上も前からAT仕様車はありました。 もっとも、現在でも多数派はMTです。 また、クラッチフリーなどと言われるMTながら、クラッチ操作が不要な仕様も存在します。
- 参考URL:
- http://www.isuzu.co.jp/
今私は1.5tのATトラックに乗ってますが、このサイズのトラックは割りと AT化が進んでると思いますよ。うちの会社がAT化したのは MT車に不慣れな女性ドライバーが数人いたからですが、 やはり運転が楽なので男性ドライバーからもAT車の要望が増えて急速にAT化しました。 最近はAT限定免許の方もいますのでそのへんも関係しているのかも。 パワー的にはそんなに差は感じませんが、燃費はやはり落ちますね。 あまり参考にならない回答でごめんなさい。
- inaken11
- ベストアンサー率16% (1013/6245)
1.最近の新車は、クラッチペダルがあるAT仕様が多いです。 バックのクラッチ操作は人間が行う。 2.10t超の大型トラックでもATはあります。 3.不明 4.トルコンではなく、クラッチと、多段ミッションをロボットが操作してシフトチェンジします。 平地での発進加速。減速は、人間の操作と遜色ありません。 (減速時のシフトダウンはブリッピングまで行う) しかし、路面の傾き(坂道)を予測出来ない(人間は目視でどの位の坂か解る)ので、坂道で大きく失速します。 そこが改善されれば、なお良いATとなります。
お礼
ご回答ありがとうございます。参考になりました。
お礼
とてもお詳しい回答ありがとうございます。大変参考になりました。