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統計的な有意差を求める方法とは?
- 統計的な有意差を求める方法について教えてください。
- エクセルを使用して集計データを分析していますが、有意差を判定する関数がわかりません。
- また、+10群と+40群の間にも有意差があるのか調べる方法も知りたいです。
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とりあえず提示されたデータを見ると、+10~+60までの6種類(水準)の実験処理(要因A)に対する反応を0~4から65~74(これは日数でしょうか?)の区分(要因B)で表示しているようですね。 全部はとても解説し切れませんので、大まかな手順だけ示します。 1.実験計画法では、要因Aだけの1因子もしくは要因AとBを組み合わせた2因子の実験として、まず分散分析を行い、要因(実験処理)の効果を検定します。具体的には、データ全体のばらつき(分散)を、処理によるものと誤差によるものに分解し、その比を設定した有意水準(よく使うのは5%とか1%)のF値と比較し、それより大きければ効果ありと判定します。 ただし、提示されているデータでは各群で反復(複数のサンプル)があるとして扱ってよいのか不明なので、分散分析ができるかどうかは一概にいえません。 2.通常はここで統計的に有意な差があった(つまり要因Aの効果があった)場合に、次の段階として多重比較によって要因Aの各水準同士の差を検定します。多重比較に最小有意差法を用いる場合は、設定した有意水準で最小有意差を求め、例えば+10群と+20群の平均値の差が最小有意差より大きければ、その2つの水準のあいだには差があると判定します。 多重比較の方法には、最小有意差法の他にも、Duncanの検定、Tukeyの検定、Sheffeの検定 等々あり、それぞれ一長一短があります。詳しくは実験計画法の本をお読みになったほうがよろしいかと思います。 ※Excelで行うということであれば、「Excelで学ぶ実験計画法」(オーム社) あたりが参考になるでしょうか。 なお、Excel自体にもアドインの分析ツールとして分散分析が用意されていますが、2要因ぐらいまでなら計算の手順はそれほど複雑ではないので、ご自分で計算してみられたほうが理解を助けると思います。
お礼
解答ありがとうございます。 早速エクセルでもやってみましたが、ちゃんとできました。 本当にありがとうございました。