- ベストアンサー
絶縁トランスについて
絶縁トランスについて教えてください 3φ200Vの2線を使って100Vを取り出すのに絶縁トランスを使います。 この場合、変圧器二次側の1線は接地した方が良いのでしょうか? 対地電圧は非接地だと50V-50V 接地すると100V-0Vになりますね ご意見お聞かせください。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
#1です。 そのような目的なら、接地してはいけません。理由は下記のとおりです。代替として、その制御盤に 100Vを引き込む入力端子を設けておくことをお奨めします。 (1) 100Vの一線を制御盤のシャーシに接地したとしても、制御盤自体の接地が確実に取れているという保証はありません。もし、制御盤の接地が不安定な状態であると、シャーシ全体が電位を帯び、感電します。 (2) 上記の理由から、『電気設備技術基準』に次のような記述があります。 ★ 第41条 地絡しゃ断器灯の施設 ・・・・・漏電しゃ断器を施設しなければならない。ただし、次のいずれかに該当する場合は、この限りでない。 [6] 当該電路の電源側に二次電圧が300V以下であって、定格容量が 3kVA以下の絶縁変圧器を施設し、かつ、当該電路を設置しない場合。 (3) 低圧で受電する一般用電気工作物においては、電力会社の『電気供給規定』に抵触する。 ------------------------------------ なお、先の回答で一部舌足らずな点がありました。 △結線の三相200Vで、接地側の一線を含む二線間にその変圧器をつないだ場合の対地電圧は 100V-100V で間違いありません。 一方、非接地側の二線間につないだ場合は、 86.5V-86.5V です。 また、商用電源の多くは異容量V結線ですから、三線のうち二線の対地電圧は 100Vしかありません。その意味では、 50V-50V で間違いありません。 しかし残り一線の対地電圧は 173Vですから、この一線を含む二線間に 86.5V-86.5V ということになります。 以上訂正します。ごめんなさい。
その他の回答 (3)
- kan3
- ベストアンサー率13% (480/3514)
安全の為に接地するのが普通です。 (高圧部等の漏電) EMIのノイズ等の場合により、絶縁する時もあります。 手元のトランスの2次側端子台で簡単に接地・絶縁が出来るようにすると漏電ELB事故のとき、原因追求で便利です。
お礼
ありがとうございました。
- wan_wan
- ベストアンサー率32% (10/31)
こんにちわ!! 解る範囲でお答えいたします。 3相3線式200Vの配電方式の電源から、単相変圧器(200V/100V)を使って単相100Vの電源を取り出す。その時、変圧器の2次側は、接地した方がいいのか?接地しない方がいいのか?って質問と勝手に判断ました。 #1の方と同じく目的をハッキリしなければ一概にどっちがいいかは言えないと思います。 非接地とした場合、各線と対地との間の電圧は、対地間静電容量によって決まります。もし、2線(変圧器の2次側が単相なので)の対地間静電容量が等しい場合、GUWANAさんのおっしゃるとおり、各々50Vになると思います。しかし、極性は逆になると思います。 接地した場合もGUWANAさんのおっしゃる通り、0Vと100Vになります。 非接地とした場合、万が一事故などで、電路(電圧が印加されている導体全体)が接地してしまった場合に対地に流れる電流の値は、他方(健全相)の電位が50Vから100Vに上昇した時に発生する充電電流のみとなり事実上微少な地絡電流しかながれません。よって、公園など不特定多数の人が直接接すると思われる水中照明などでは、100V回路で非接地として安全性を確保しています。逆の見方をすれば、対地間の電圧が流動的で安定していないとも言えます。 一方、接地を取ると、対地間の電圧が安定し、また電路の絶縁が破壊され地絡電流が流れた場合、大きな電流がながれ、簡単に検出することが出来遮断器などで、電路を瞬時に切り離すことが出来ます。特に100V回路の非接地の場合、地絡電流を検出し自動的に電路を切り離すことはかなり困難ととなると思われます。 一般の家庭などで使用される場合、安全の観点から接地することをお勧めします。が、低圧と低圧を結合する変圧器なので、非接地回路としても違法とはいえないと思います。しかし、安易に使用すると絶縁が破壊されたまま送電される状態が続き、感電事故、漏電による火災など2次災害を招くことになりますので、注意してください。 #1の方を否定するつもりはないのですが、100V-100Vにはなりません。100V-100Vとするには、各々の線の電位を同じにする必要があるため線間の電圧が0Vでなければなりません。この単純な現象の場合、電位を位置のエネルギーと同じように考えることが出来ますので、例えば高度100Mの位置にいる人であればどの緯度、経度にいようが同じ100Mでお互いの間に高さの差がないのと同じです。 ただし、電気の難しいところは、電位を位置のエネルギーとして例えるには条件が必要であるということを頭の片隅にでもとどめておいてください。もし、3次元的に考える場合は、位置のエネルギーとしてではなく、ポテンシャルとして捉える必要があるからです。 以上、解る範囲で、余談まで。
お礼
ありがとうございました。 参考になりました。
- mak0chan
- ベストアンサー率40% (1109/2754)
>3φ200Vの2線を使って100Vを取り出すのに絶縁トランス… 目的は何でしょうか。 電気理論の勉強のために実験室で行うのですか。それなら良いのですが、需要目的なら違法行為のおそれがありますので、ここでお答えすることはできません。 >対地電圧は非接地だと50V-50V… 100V-100Vです。
補足
早速の回答ありがとうございます。 目的は各動力制御盤に点検用コンセントが必要でトランスを入れようと考えたからです。 ELCBの場合、動作しないので片線接地するのですが、 MCCBの場合だと、どうなのかなと思ったのです。 >100V-100Vです。 間違えました。3相の対地電圧は200Vですものね...
お礼
ありがとうございました。 >制御盤の接地が不安定な状態であると、シャーシ全体が電位を帯び、感電します。 制御盤の筐体接地が浮く事はないですが、改修工事等で盤内をいじるときに変圧器のB種接地を区別していないで外したりすると、感電しますね。(接地線取外し不可表示が必要) 今回はELCBを使用しているので片線接地を施し、なお且つ接地線取り外し不可の表示をしました。