高一の文理選択

質問

文理選択についてです。今私は高一で、来週が選択の締切なんですが決まりません。
文理選択と言っても2年は文系と文理系に別れて、3年で文系と理系に別れます。2年では私文志望が文系、それ以外は文理系です。(文系が古典と地学、文理系が数Bと物理)
行きたい学部も将来やりたいことも決まっておらず、得意は文系、理系科目が苦手、大学進学希望、国公立に特にこだわりはなく、2年次の選択で変わるのは2科目だけ、3年で文転は可能だが理転は不可能。
得意不得意は無視して選択の幅が狭まらない文理系かなと思ったんですが、学校からは文理系はほぼ理系、物理をガチでやる、3年で文転は一応可能だが古典を自分でやるのは大変などと言われ勧められてる感じはしなくて、むしろ数学得意な奴以外文系行けって感じです。
相談したところ親からは文理系を勧められています。ちなみに学校は偏差値55-60の間くらいで頭良くないです。
文転できるからと2年で文理系を選択するのはダメでしょうか？決断を後回しにすることが良くないのは分かります。ですが学びたいことも見つけられていないのに今から私文だけに限定してしまうのもどうなんだろうかと思います。文理系に進み、もし文転する場合の負担も一科目だけならと思いましたが、それだけでもやはり厳しいんでしょうか。
どうするべきだと思いますか？意見を聞かせて欲しいです。

回答No.2

BUN910

文系が得意であれば、文系でも文理でも可能ですよね。
(3年で文系にいけばいいんですから）
大学進学は指定校推薦狙いですか？AO推薦狙いですか？
うちには、双子の大学生がいますけど、二人とも指定校推薦で進みました。
その経験からすると、指定校推薦の場合、1～3年前期まで(1年最終、2年最終、3年前期)のすべての科目の評定(5段階)の平均で推薦できるか決まります。
(例えば、1年で20教科、2年で15教科、3年で12教科ならすべての教科の5段階評価の合計を47で割った値)
学年が上にいくほど教科数が少ないですから、低い学年のうちに良い評定を取っておかないと推薦が難しくなります。

うちの子たちは理系ですが、文系の方が評定が取りやすいと言ってました。
(結局、長男は理系の大学に、長女は文系の大学に進みました。どちらも将来のやりたい職業の資格取得を目的にしてます)

文理に進むのもいいですが、どうせ文系に進むなら文系に進んで評定を取っておくというのもあります。
その前に、先輩とかから上記のように評定が取りやすいかなどの情報を収集したり、将来の目標を決めるのが先だと思いますよ。
そのうち将来の目標が決まって、その職業が実は理系じゃないとダメだったなんてことにならないように。

回答No.1

AlexJenifer

日本では長い間、高校の教員をしていました。以下、多くの受験生、文理選択で迷う生徒を見てきた側からの意見です。

１．行きたい学部も将来やりたいことも決まっておらず
であれば、3年での理系はありえません。学校の言う「数学得意な奴以外文系行け」は大正解であり、真理です。私も、「国語や社会よりは数学の方が」などという子を必死で文系にいけ、と説得し続けてきました。従わない子もいましたがみんな「文系にしておけば、大学の選択肢は増えたのに」となり、そのほとんどは4年後自分が専攻した理系学問とは縁のない就職をする羽目になりました。数学が「とても好き」「一番得意」くらいでなければ、公立中学校の数学のテストなんて常に満点、くらいでなければ理系選択は大冒険です。それでも「絶対になりたい職」があればともかく。

２．あなたの高校から地元の国公立へ進学する人が毎年10人以上いて、現時点であなたの成績が学年上位20位くらいに入っているのであれば、今回は文理、３年で文系選択でいいと思います。国公立を狙える地力があるなら、数Bと物理もなんとか人並みの点数は取れる可能性がありますし、古典は２年のうちに塾に行くか、通信教育などを活用して自学しておけばいい。

３．２に該当しないなら、文系選択を強くお勧めしますよ。まず、２年の段階で数Bと物理という、「どうせ不得意になるに決まっている」科目を２つも抱えるのは苦痛です。テストの結果も良くなる道理はなく、そのたびに親御さんにも何か言われるでしょう。欠点にならないためだけにする勉強時間も無駄で無意味です。結果として「評定平均」は下がり、例えば指定校推薦を貰えなくなったりという不利益もあるでしょう。第一、好きでもない、不得意な科目を勉強し、しても良い成績はとれないことは、あなたのモチベーションを大きく下げます。

受験の競争は１年から始まっているのであり、２年は出題範囲も多い重要な時期です。その時期に、わざわざ自分で不得意科目を二つも抱えるメリットは何一つありません。

それでも！何か大きな動機から理系を目指した生徒もいました。彼らは文系へ進んでいれば行けたであろうより難易度の高い大学ではなくても、なんとか自分の目標を達成した。それは彼らに大きな動機があり、そのためには他の一切も捨てて勉強に集中したからです。そういう動機がない、まだ何になりたいかも、学びたいかも見つかっていない生徒にはそんなことはできません。人間ってそんなにストイックでも強くもないのですから。

何を学びたいかも見つけられていない。でも、多分その学びたいことは、物理学でも化学でも数学でも機械工学でも電子工学でも薬理学でもないでしょう。

だからあなた個人としては、文系を選択した方が、よりよい大学進学ができることは間違いありません。

但し、保護者であり、扶養者である親御さんの意向は重要です。あなたは「国公立にこだわりがない」としても親御さんにはあるかもしれない。親御さんがなぜ文理系を薦めているのか、そこはもう少し丁寧に話をするべきですね。どうしても文理で行くなら、今以上に塾や通信教育、予備校などの負担が増えるので、そこもちゃんと説明しましょう。

「古典を自分でやるのは大変」はあまり真に受けなくても大丈夫です。現在、入試における古典の比率は大きくはありませんし、そこだけ強化する手なんていくらでもありますよ。学校としては理系に何の適性もない生徒をみすみす数学と物理でいじめたくはない、という親心もあるし、進学実績の点でも良い結果が出るに決まっている方を薦めるのは当然ですから、ちょっと盛ったいい方をすることもあります。

教師としては残念なことに、世の中にはまだ「文系より理系の方が優秀」などという偏見を持った人もいて、そのつまらないイメージで生徒が苦労するのなんて、教師としては絶対見たくはないのです。