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102歳の夫婦、夫だけ歯が残っている理由
中国の長寿郷の巴馬の102歳同士の夫婦ですが、旦那さんだけ歯が残っているのはどういうことが考えられますか? この辺の人はクーマー菜という野菜と、トウモロコシの粥しか普段食べていない(他の長寿者がそう言っている)ようで、奥さんだけ甘い菓子を食べていたといった感じではないです(映像では明言されていませんが)。 あと入れ歯ではなく自分の歯だと主張しています。 映像 https://www.youtube.com/watch?v=JOijjL522AI
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歯科医師です。 いくつかの要因が複合して、このような結果になったと考えられます。 1)歯のエナメル質の硬さによって、虫歯になりやすさが異なります。エナメル質が固いと虫歯になり難く、やわらかいとなり易くなります。これは幼少期の永久歯が生える前の食事の影響を受けます。出産直後から顎の骨の中で永久歯ができ始めます。この時に十分にカルシウムを摂取できていると硬くて虫歯になりにくい歯になり易く、摂取できていないと軟らかくて虫歯になり易い歯になります。 2)生えたばかりの永久歯は、実はまだ軟らかくて、虫歯になり易い歯です。生えた永久歯に唾液中のカルシウムが取り込まれてゆき、6年程度かかって硬い永久歯になります。これはエナメル質の成熟と呼ばれる現象です。成熟したエナメル質は固くて虫歯になりにくい歯になります。と言っても、1)の幼少期の食事により、硬い人と軟らかい人がいて、成熟した永久歯でも、虫歯になり難い程度に差があります。 1番最初に生えてくるいわゆる6歳臼歯は、6歳ぐらいに生えてきて、最後に生える、前から数えて7番目の永久歯は12歳ごろに生えますから、それから6年後の18歳ぐらいまでには全部の歯のエナメル質が成熟して、虫歯になり難い硬い永久歯に変わります。これ以降は虫歯になり難くなるはずです。 3)虫歯ができて詰め物などの治療をすると、詰め物と自分の歯との境目には必ずなにがしかの段差ができます。仮に0.1mmの段差ができていた場合、探針などで探ってみても触知できません。しかし、虫歯菌の大きさは、0.001mm程度ですから、虫歯菌の100倍ぐらいの大きな段差があるわけです。すると歯ブラシで丹念に磨いても、ブラシの毛先が届かないような空間ができてしまうことになります。その結果数年から十年程度でまた虫歯になるわけです。この時に2)のように永久歯が成熟して硬い永久歯になっていたとしても、詰め物の継ぎ目の段差には常に虫歯菌がいて酸を出し続けるので、成熟した永久歯でも虫歯になってしまいます。 2回目の虫歯の治療の際には、1回目の詰め物の奥に虫歯ができているので、1回目の詰め物を全部取り、さらに2回目の虫歯の部分を削ります。ですから、2回目の虫歯の治療では、1回目よりもたくさん歯を削ることになります。そして0.1mm程度の段差は必ずできますから、十年以内ぐらいには3回目の虫歯になり、2回目よりもさらにたくさん歯を削ることになり、そして何回目かでは神経を取ることになり、さらに何回目かでは抜歯になるわけです。 おおよそ6~7回程度治療を繰り返すと抜歯の可能性が高くなると言われています。 つまり、1度でも虫歯にかかってしまうと、その歯はいずれは抜歯になってしまう可能性が高いわけです。 しかし、歯が成熟する18歳ぐらいまでを虫歯なしで過ごすことができれば、それ以降には虫歯にほとんどならずに済むわけです。 さて、件のご夫婦ですが、 1)に述べた幼少期の食事によって、ご主人は虫歯になり難く、奥さんは虫歯になり易かったのかもしれません。また、2)で述べたように、ご主人は18歳までを何とか虫歯なしで過ごせたために102歳までご自分の歯を保つことができたのかもしれません。 おそらく両方の要因が組み合わさって、奥様は永久歯そのものが虫歯に弱い歯であったために小児期に虫歯になってしまい、治療後数年で再発し、その数年後に再再発をし・・の繰返しで無歯顎になってしまった。 一方ご主人は、もともとエナメル質が固かったために、18歳まで虫歯を作らずに過ごすことができ、その結果102歳までご自分の歯を他待つことができた、と考えられます。
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- nagata2017
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虫歯が伝染病だとわかったのが十数年前のことです。 その伝染経路は 親から子です。 その経路でうつらなかったら 生後数年で口内細菌が安定して それ以後は伝染しなくなります。 これはどういうことかと言うと 旦那さんが虫歯にならない人 奥さんは虫歯になる人 ということで その結果がこの夫婦です。 これが原因で 歯科医は将来性の低い職業になってしまったのです。 虫歯の原因がわかり 予防法もわかったので 虫歯になる人はどんどん減っていくのです。生き残るには 審美歯科。
- eroero4649
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本当に入れ歯ではなくて、本当に102歳だとしたら「とんでもなく恵まれた人」なのだと思います。 ちなみに私も歯は丈夫で、親知らずが虫歯になった以外は虫歯になったことがありません。その親知らずも歯医者さんのすすめで引っこ抜いてから虫歯ゼロ。 歯並びもえらくいいのですが、これは生まれつきエラがしっかり出てくる家系だったからでしょう。 だからよく「どんな歯のお手入れをしていたの?」って聞かれるんですけど、小学生のときにほとんど歯を磨くことがなかったヤンチャリカでした。だけど当時も虫歯ゼロ。特別なことは何ひとつしていません。ちなみにお酒が飲めない体質で、甘いものは割と好きです。 そのことをある歯医者さんにいったら「歯は生まれつきの部分が大きいからね。歯が弱い人はきちんと手入れをしていても虫歯になるし、ならない人は何もしなくても虫歯にならない」といってました。
- zabusakura
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遺伝とか、結婚前の食生活、生活習慣の違いとか?
- takochann2
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何が本当なのか分からないでしょうね、年齢が適当かもしれませんし、入れ歯でないというのもどこまで本当なのでしょうか。