ユッケ事件 報道のあり方
あれだけ焼肉屋えびすが批判されまくった事件ですが、
結局は卸業者の問題が大きかったという結論に達しそうな状況です。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20110508-00000968-fnn-soci
焼き肉チェーン集団食中毒 卸業者役員とみられる男性、ネットで「ユッケ用」と牛肉販売
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20110507-567-OYT1T00877.html
今回の集団食中毒事件では、富山、福井、神奈川の3県警と警視庁の合同捜査本部は、ユッケ用生肉が焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」の各店舗に納入される前に O ( オー ) 111に汚染されていた可能性があるとみて、流通経路に着目、衛生管理などについて調べる。
えびす側の主張と合わせて推理すると、
卸業者は「そのままユッケとして販売出来る」と言って焼き肉屋に販売し、
焼き肉屋はそれを信用してそのまま客に販売したら食中毒になったというところでしょう。
もちろん焼き肉屋も衛生管理の義務があり結果責任は問われて当然ですが、
道徳的に考えたら焼き肉屋は騙された側であり根本的に悪いのは卸業者ですよね。
卸業者が「この肉はそのままで大丈夫」と言ったら誰だってそれを信用するでしょう。
さて、そこでこれまですでに報道されてしまった事実についてですが、
なぜこのように極端ともいえる会社叩きが発生してしまったのでしょうか?
普通に考えて卸業者の責任とか行政の責任とかいろいろ考えられる状況だったと思いますが、
ここまで飲食店ばかりを批判する例は過去にもそう無いと思います。
ましてや焼き肉屋えびすは「ごく一般的な焼き肉屋と同じ行動をしていただけ」です。
厨房が不衛生だったというような声も聞きますが、
私の知る限りではあの程度は業界では当たり前のことですし、
今回の大腸菌の発生源とは何の関連性も無いことが明らかになっています。
しかも食中毒事件というのは全国で毎年何百件も起きています。
それをふまえるとあの逆ギレと言われた会見もごく正当な主張だと思えます。
理不尽な批判に対してキレることは逆ギレとは言わないでしょう。
謝罪してないわけではなく謝罪したうえで反論してたわけですし。
このような事件について、報道のあり方についてご意見をお聞かせください。