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ノーベル平和賞が日本被団協に授賞に決まって
僕は素直にこれは喜ばしいニュースだと思っています。 ただ、僕は核兵器を怖いと思っています。 僕の住んでいる県にも、そういう資料館があって子供の時に、平和学習で行った記憶がありますが(もう20年以上前なので)、やはり室内は暗く、不気味に照明は光り、被爆者のむごたらしい正視に耐えない写真が多く展示されていた記憶があります。 また、国語の教科書とかでも、そういった悲しさを強調した内容のものが多かったと記憶しています。 僕は日本被団協というのは初めて知りましたが、現在の国際情勢を鑑みると喜ばしいニュースだと思います。 皆さんはどう感じるでしょうか? ノーベル平和賞というと、正直物理学賞や生理・医学賞に比べると・・・という気持ちも以前はありました。 また国際的な情勢というのは、個人の力ではどうしようもないこともあります。国際政治とかは言語や宗教なども異なる為にトラブルになりやすいと思います。 テレビなどでも言っているようにアメリカ、北朝鮮、ロシア、インドなど核兵器を保有している国は多いです。 今回のノーベル平和賞の決定に関して皆さんはどう感じましたか? 回答宜しくお願いします。
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原爆投下直後の生存者を撮った写真で、焼け爛れた皮膚をぶら下げて死を待つだけの惨たらしい状況になっているのは原爆特有の被害ではなく、高熱による被害ですので、他の事故や災害でも同様の事が起こり得ます。 例えば直径 10m 余の隕石が地表に衝突すると広島型原爆と同等の熱が瞬時に発生しますので、周囲数km の範囲は原爆投下時の広島と同様の惨状になります。 彗星が地球の引力に捕らえられて地球に落下、途中で幾つかに分裂したとしても一辺が十数m から数十m の船並の欠片が地表に激突したら原爆と同様の被害が生じます……当に今現在、彗星の一つが地球の引力に捕まって地球周回軌道に入っているものの、幸いな事に 1 周しないうちに地球公転軌道から外れて飛び出す Swing By で離れて行きますので心配は要らないのですが、直径数十m 級の隕石が地球衝突軌道にあるとは隕石がかなり近付いてくれない事には判らないというのが現在の科学技術限界なのです。。 その隕石を地表に衝突しても小型爆弾 1 個分よりも小さな被害で済むようバラバラに砕いて落下させるには現在のところ即時発射が可能な核弾頭付高高度迎撃 Missile を用いる以外に手立てはありません。 危険が判ってから製造するなんて時間的余裕はありませんので、核弾頭付高高度迎撃 Missile をいつでも発射できる体制を整えた軍隊の部隊が常に全地球落下軌道を Cover すべく世界の数カ所から十数カ所に存在しなければなりません。 つまり、核兵器は人殺しのためではなく、人を救うためにも必要なものと言えます。 「人殺しに用いないものは兵器ではない」とは言えますが、核弾頭付き高高度迎撃 Missile は「人殺し用」と「隕石破壊用」とで何ら異なるものではなく、同一のものです。 そのため「核兵器廃絶」だけでは「隕石破壊用 Missile」も一緒に廃絶される事になります。 もっと身近な物に例えれば包丁を使った殺人事件が一向に絶えない事から「包丁廃絶」を訴えるみたいなものですね。 「廃絶しなくても良いが、人殺し (戦争) に用いるのであれば何処の国にも属さない組織がその国に対して核弾頭付き Missile の雨を降らせる」と脅しをかける仕組みを作れば何処の国も手持ちの核兵器を戦争に使えなくなると主張した漫画が「かわぐちかいじ」氏による「沈黙の艦隊」なのですが、それが単なる空想漫画ではなく、実際に「核兵器は持てるが人殺し (戦争) には使えない」という何らかの仕組みができて欲しいものですね。 今のところ国連安全保障常任理事国の 5 カ国間ではそれが成立しているものの、安全保障常任理事国が非理事国に核兵器を用いたり非理事国同士が核兵器を用いる事への抑止力にはなっていませんので Russia が Ukraine に対して「もっと攻め込んでくるようならば核兵器で反撃しちゃうぞ」と脅すのを誰も止められませんし、 Iran や北朝鮮、India 等が 核兵器を開発所有する事も防ぐ事ができません。 核兵器だけでなく、原子力発電所に関しても無知なまま感情的に否定だけするのではなく、正しい知識で理性的に考察すべきだと思うのですが、まぁそれができない層には感情的に心を揺さぶる手法も「あり」でしょうから、それを上回る実効性を持つ平和の訴求法がない (ちっとも戦争が終わらない) 現在、Nobel 財団が日本被団協に Nobel 平和賞を授与するのも理解できます。 但し「嬉しい」かどうかは別で「それで良いのか?」という気はしますが……。 物理学、化学、生理学・医学の理系 Nobel 賞は過去の論文等から予め受賞候補が絞られており、受賞対象はその年に最も話題になりそうな研究内容のものになるか受賞順番待ちのものになるのですが (今年は Chat GPT 等の人工知能が大きな話題となった事から人工知能関連の基礎研究が選ばれています)、文学賞と平和賞は順番待ちのものが少なく、その年或いは直近で話題となったものから Nobel 賞の趣旨に合致したものが選ばれますので政治的背景で選ばれる事も多く、文学賞では政治的意図を嫌って受賞を辞退する芸術家もいます。 今年の平和賞は (一時的にでも) 平和を実現した立役者がおらず、平和の訴求という趣旨に合致する候補者も候補団体もなかった事から選定なしの危険もあったのですが、核兵器廃絶だけでは人類の平和を得られるものではないにせよ、取り敢えず平和訴求の話題作りとしての Impact は得られるので、やや主題から外れてはいるものの、世界中の人々に「平和」を考えさせるのに有用な事をしているとして日本被団協を選んだのだろうと思っています。 ……まぁどの Nobel 平和賞も「それで良いのか?」ばかりですので、素直に喜べなくなっているのですけれど(^^;)……。
お礼
回答ありがとうございます。 難しいことを色々と書いていますが、結論としては「素直には喜べない」ということなんですね。 少し残念です。