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バブルの時代って、電機メーカーとかの給料も?
バブルの時代って、電機メーカーとかの給料もメチャクチャ上がったんですよね?電機メーカーは財テク的なことはやっていないはずなのに、なんでそんなに儲かっていたんでしょうか?
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Bubble だからというものとは関係なく、当時は 1980 年代に始まった Digital IC (Integrated Circuit) Chip の爆発的な普及に伴う投資の活発化が電気 Maker に好況を招いただけです。 投資で金が入ったのであって製品が売れて儲かったというわけではなく、Maker は毎年のように出現する全く新しい IC Chip を使って高性能な製品を開発しない事には競争に負けてしまいますので、投資によって得た資金を社員の給与増加なんて後回しにして開発資金に充て、良い製品を開発した開発人やそれを大量に売り捌いた営業には多額の Bonus を支給する事で競争を勝ち抜こうとしました。 今でもそうですが、Digital IC Chip を用いた製品は時と共にあっという間に価値が下がり、製品寿命はとても短いものです。 発表されたばかりの Digital IC Chip は非常に高額ですが、その高額の IC Chip を用いて高性能な製品開発に成功すると大量生産によって IC Chip の価格は 1/10、1/100 とあっと言う間に値下がりします。 発表当時は 1 個 10 万円近かった IC Chip が翌年には 1 万円を切り、数年後には 1 千円ほどとなり、更には数百円になってしまう事もザラです。 ……では 1 個 10 万円近かった IC Chip を使って 100 万円近い高性能な電化製品を作った電気 Maker はその 100 万円近い製品をどうすれば良いでしょうか? 他の Maker はもっと安価な値段になった IC Chip を使って 10 万円以下の、更には 1 万円に近い手頃な値段で「全く同じ IC Chip を用いた製品」を出してくるのです。 Personal Computer や Smart Phone、Audio 製品、Digital Camera 製品といった Digital IC Chip の値段が定価 (希望小売価格) に少なくない比率を持つ電化製品が極めて製品寿命が短いのもそのためです。 Audio 業界は Digital IC Chip を自前で開発するわけではなく、Digital IC Chip Maker が作るものを買って Audio 機器を開発する業態であった事から、次世代製品の開発方向を少しでも間違えると倒産の憂き目に遭う程の厳しい競争環境に置かれ、実際 1990 年代は次々と有名 Maker が潰れて業界の再編成に見舞われました。 AKAI、AIWA……NAKAMICHI、DIATONE、PIONEER……枚挙にいとまがありませんね。 SONY が Transistor Tape Recorder の日本を代表する Hardware Maker としての SONY から Game Entertainment の SONY に変身して米国企業になったのもこのためです。 先に業界再編成が行われているのを横目に Lens という製品寿命の長い部品を用いる業態であった Camera Maker も 1990 年代後半には Digital Camera の技術が導入されるに至って次々と業界の再編成に見舞われています。 こんな状況でしたので電気 Maker は Bubble だからといって儲かっていたわけではなく、新しい Digital 技術を目の前にして過剰な期待を掛けられて投資が殺到し、それに応えるべく社命を掛けて必死に開発競争を行っていたので社員の給料 (基本給) が上がったわけではなく、せいぜい物価高騰に遅れない程度の上がり方でしかなかったようです。 世の中、物が溢れ、あれもこれも買わねばならないという強迫観念に潰されない程度の上がり様であって、分割支払い地獄に変わりはなかったのです。 私は Multi Media という言葉が大嫌いだったのですが (今でも大嫌いですが(笑))、PC では FDD だ HDD だ ZIP だ CDR だ DVDR だとやたらと機材が増え、Audio では CD だ CDV だ VHD だ LD だ DVD だ BD だと山のように機材を積み上げて悦にいる狂信者めいた事を消費者にさせる Maker の物理計測性能第一主義みたいな戦略を Multi Expenses (大無駄消費) と呼んで忌み嫌っていました(^^;)。……今でも CD 以上の高性能 Media には興味ありませんし、Amp' は真空管 Kit Amp の自作、Speaker も自作で済ませ、Data は全て 2 基の外付け SDD (昔は HDD) だけにまとめています(^^;)。 その Bubble が崩壊して生き残った Maker は既に市場から見放された技術体系の開発に資金を使い果たして青息吐息の状態でしたし、その後の停滞期に何とか負債を完済しようと必死でしたから 2000 年頃までは給料があがらないどころか実質的に目減りするような状態だったようですね。 2001 年に帰国した私は SONY に肩を並べる超大手家電 Maker と仕事で付き合いがあったのですが Bonus が現物支給、つまり自社の大型液晶 TV なんかを超割安で手に入れられる特典なんかで与えられているのを見てびっくりした記憶があります。 単なる物理計測性能や先進技術ではなく、何が消費者に飽きられる事なく信頼されるか、その Know How を他国 Maker に真似されて追い抜かれる事なく育てて行くにはどうすれば良いのかを見極める事ができなかった Maker は既に Bubble 期の頃から近い将来の赤字が見えていましたから一時的な流行に乗って名が売れても決して儲かっていたわけではないんですよね(^^;)。
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- SPROCKETER
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バブル時代の電機メーカーは花形産業だったので、高賃金だったでしょうね。バブル時代に売れていた製品を考えてもわかります。ビデオデッキやビデオカメラが人気がありましたよね。30万円や50万円していました。大画面テレビも人気がありましたよね。100万円していました。パソコンが出始めでしたが、1台が30~100万円という代物でした。パソコンが買えなくて、ファミコンを買っていた子供が多かったです。 バブル当時は、政府の金融政策がお金を配って消費させるものだったので、とにかくお金を使えというものでしたから、賃金やボーナスが高騰して、夢のようなお金が貰える時代でした。高額商品が飛ぶように売れて、消費社会が絶好調の時代でした。お金が無くて苦労していたのは、私ぐらいだったかもしれません。 消費社会が堅調であれば、経済はうまく行くのが自由経済です。今のように、消費が行き詰る政策をやって自滅の道を歩んでいるのは自由経済では無いでしょうね。
- eroero4649
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バブルの頃のモノの値段がいくらだったのか、あまり覚えていないのですが、ひとつだけ覚えていることがあります。 愛用していたラジカセがくたびれて調子が悪くなり、新しいラジカセを親にねだったんです。CDが出回り始めた頃だったので、CDがついてるCDラジカセが希望でした。それで、私の記憶では4万円をもらってヨドバシカメラだったかビックカメラだったかに行ったんです。 SONY、JVC(ビクター)、ケンウッド、パナソニックが人気だったかなあ。スピーカーの下にウーファーがついているのが眩しかった。 だけどCDがついてWカセットでウーファーがついてるカッコいいやつは、JVCやケンウッドだと6万円くらいしたんですよ。確か5万いくら。でも高校生くらいだから、どうしても欲しいじゃないですか。 それで、店員さんに聞いてみたんですね。そしたら店員さんは「ご予算はいくらですか?」って聞かれたので、「4万円です」っていったのです。そしたら店員さんは「フン」と文字通り鼻で笑ったのです。そう、当時は「たった4万円でいいの買えると思うなよ、ニーチャン」だったんですよ。あの「フン」は今でも強烈に覚えています。 スピーカーが別になる「コンポ」となったら、10万円以下はなかったと思います。最上級レベルのラジカセ、CDが何枚も入るCDエクスチェンジャータイプのやつが9万円くらいだったと記憶しています。 で、結局4万円で買えたのはシャープのCDラジカセでした。それしか選択肢がありませんでした。もうちょっと廉価ブランドではアイワとかあったけど、アイワなんてくそダサいメーカーの右代表みたいなもんでしたからね。 ま、そんくらい値段が高かったです、当時は。
- f272
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そんなに上がっていません。しかし、残業代は多かったし、ボーナスも多かった。年収という意味では上がりました。 その時は好況で作れば売れる時代だったのです。
今とは違い、当時は家電の価格も高かったからですね
お礼