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ガラス研磨の非球面カメラレンズは?

あるのですか? 高いと言っても数十万ですよね? モールド整形の方が良い意味でも悪い意味でも正確だと思うのですが、写りに違いはあるのでしょうか?

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  • seibido
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回答No.1

今は、差はほぼないと思いますよ。 昔は技術(スキルではなくテクノロジーの方)で、内面が均一なガラスのモールド成型ができませんでした。だから、ガラス塊から削りだす精研削非球面に「するしかなかった」んです。 モールド成型に対して、精研削はコストも時間も数倍という単位で違ってきますし、レンズが大きくなればなるほど価格は跳ね上がっていきます。 例えば、キヤノンのNewFD 50mm F1.2とNewFD 50mm F1.2Lだと、前者は52,000円・後者は90,000円の発売当時(1980年販売開始)の価格でした。 ニコンのAiシリーズは焦点距離が違いますけど、Ai Nikkor 50mm F1.2SとAi Noct Nikkor 58mm F1.2Sは、前者が50,000円で後者が150,000円。 NewFDは両方+50mmF1.4と3本持ってましたけど、無印とLの差よりF1.2とF1.4の方が描写で違いはありました。これは素人でも並べれば判るレベル(特に開放近く)で差がありました。 無印とLの差は、「これ、レンズテストかよ」って状況でなら差が出ましたけど、そうじゃないなら判らないレベル。 今と違ってフィルムで撮影して、大きく引き伸ばす・・・プロジェクターで投影するようなレベルの拡大率・・・では、普通は差は気にしない。星夜写真とかイルミネーションなどで、周辺のサジタルコマフレアや点光源の流れや色収差などで「ん?」と感じるくらい。 デジタルのいまは、簡単に拡大表示してしまうからそういう面が気になる、というのがひとつ。 そして、情報が氾濫していて「使う人すべてが評論家時代」だから球面レンズのみと非球面レンズを使っているのとの差が過大に言われている。 レンズ設計をする人からすれば、違いはあるんでしょう。でも、それは今は設計のレベルで、ユーザーが使って気にならないレベルまで落とし込まれてるはずです。 Nikonのホームページにあるニコンイメージングのフォトライフの中で連載されている「ニッコール千夜一夜物語」(の連載初期の方)を読んでみるといいです。CADもない時代に設計者が何を考えてどういうレンズにしたくて四苦八苦してたかが書かれてます。 https://www.nikon-image.com/enjoy/life/historynikkor/

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