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「質点」
質点は、大きさがないものだと思います。 もしも、次のような問題があったら、どうしますか。 質量Mの質点Aと質量Mの質量Mの質点Bが、はじめ、距離rで静止していた。(rは遠方からみたときのAとBの距離)。 そのあと、AとBは、互いに引力(重力)で引き合って接近しえいく。 AとBが衝突する瞬間のAの速度は、いくらか? ニュートン力学を前提にエネルギー保存則で解こうとすると、両者が衝突するときの両者の距離は0になります。したがって、速度(運動エネルギー)は∞になります。 しかし、相対性理論によれば 速度は光速を超えることはありません。 質点が衝突するという質問は、不適切ですか。 それか、これは、2つのブラックホールが衝突するときの状況として、意味はありますか。
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- ohkawa3
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回答(1)です。 私自身かなりの誤解をしていたようですので、回答を取り消したいと思います。大変失礼いたしました。 初心者に対する説明では、大きさがない「質点」と仮定しても、現実の粒子には大きさがあるので、粒子の表面が衝突するだけで、重心点は距離がゼロにならないと考えるようですね。 他のサイトですが、面白いスレッドを見つけたので貼っておきます。 https://oshiete.goo.ne.jp/qa/25554.html
- maskoto
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単純化のために、片方の物体(序盤では一応体積を持った物体を考える)は位置を固定 もう一方の物体がこれに接近する場合を考えます 両者とも質量Мなら、固定物体からの距離が無限大である地点を位置エネルギーの基準として 近づける物体の位置エネルギーは GМ²/r と書けますよね で、現実世界の話しでは rが限りなく0にできるということは、 物体の体積も減少せざるを得ない と言う事になるので r→0とすると、同時にМ→0と言う事も起きてくるわけで これだと中々、速度が無限大になる事は難しいと言えそうです で、 もし物体の質量を一点に集約できる…① としたら、おっしゃる通り、接近物体(質点)の速度は無限大になりそうです そうなると、光速を超えてしまいますが 超えてかまわないのです この話は、①という仮想世界でのことなので、現実世界では起きない事でも、こちらの世界でなら起きてもよろしい と言う事になるかと思います
- maskoto
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誤解なさっているような点があるように思えますが 仮に質点どうしが衝突のとき、理論的に 速度無限大が導かれるとすると それは、光速を超えて現実にはあわない 現実には合わないから、質点とは理想世界(空想)上での概念であって 現実世界には大きさを持たない質量だけを持った点は存在しない と言う事が言えます つまり、質点とは仮想的概念だと言う事です
- ohkawa3
- ベストアンサー率59% (1508/2538)
>ニュートン力学を前提にエネルギー保存則で解こうとすると、両者が衝突するときの両者の距離は0になります。したがって、速度(運動エネルギー)は∞になります。 速度は距離の時間微分ですから、距離がゼロに近づくときに、時間もゼロに近づいていくのであれば、無限大ではない有限の値となります。 エネルギー保存の法則で考えれば、2個の質点がもつ位置エネルギー(重力)が、運動エネルギーに変換されると考えれば、混乱しないで速度を求められると思います。 ただし、ご懸念のように、質点の大きさがゼロと仮定すると、密度が無限大になりますので、扱う事象によっては迷宮に迷い込むような場合もあります。 試験問題などでは、質点に対して「大きさがゼロと仮定する」のような書き方ではなく、「大きさは、十分に小さく、無視してよい」のような書き方になっていませんか?
補足
位置エネルギーの式は、分母に距離があります。なので、それが有限の状態から、距離→0に近づくなら、式としては-∞に限りなく近づきます。それが運動エネルギーに変換されるとなると、運動エネルギーは限りなく∞に近づくしかないと思います。 このように、 半径は理論的に(数学的には)いくらでも小さくできます。 そして、一方では、速度が光速を超えないという自然界の鉄則があるので、これは、ニュートン力学で解くのではなくて、相対性理論で解かなければならないのではないでしょうか。 相対性理論を適用させてエネルギー保存則を使うなら、半径を限りなく0に近づけて( だから、距離もまた限りなく0に近づく)も、光速を超えないので、速度は、光速に近づくのではないでしょうか。(予想です)