- ベストアンサー
最近増えている地震と南海トラフとの関係
南海トラフは地下30km以内の浅い部分のプレート(仮にAとする)で起こるとされており、ひずみを解放する動きになる。 しかし、2024/4/17に発生した、豊後水道を震源とする地震は深さ39kmで、南海トラフで予想されてるより深い場所で起こり、別のプレート(仮にBとする)で起こった地震であり、さらに下に沈み込む動きだったため、南海トラフとは関係はないという趣旨をニュースで見ました。 お聞きしたいのは、震源地が南海トラフの起きるであろうAではなかったものの、AとBのプレートは互いに接しているため、Bが沈み込む時には、AとBの間にサランラップでもない限り、お互い影響を与えず別々の動きはできないと思います。 つまり、Bの沈み込む動きに合わせて、Aも下に引っ張られるように圧力がかかるのではないか、と素人ながらにイメージされました。 もしそうであれば、プレートAにはこれまで以上にひずみが溜まることで、Aには解放しようとする力がさらに蓄積され、解放の時期が早まる/開放するときの力(揺れ)が一層強まることにはならないのでしょうか? となると、南海トラフは計算よりも早い時期に、さらに想定よりもはるかに大きい震度で地震が起こることがありえるのではないか、と単純に想像しています。 地震研究に詳しい方、素人にわかるように説明していただけないでしょうか?
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
他の方もおっしゃっていますが、地震研究ってはっきりいえば「起きないと分からない」ってジャンルなんですよ。 今回の四国の地震に関しては、今までの研究と理論では「南海トラフ地震とはメカニズムが違う」になります。でももし近日中に南海トラフ地震が発生したら「メカニズムの違う地震も影響を与えるんだな」って分かる、とかそういう話なんですよ。 阪神淡路大震災が起きる前は、あの辺りは大きな地震はほとんど起きない場所だろうと思われていました。 東日本大震災が起きる前は、震源地が広い範囲で同時多発的に発生することはないだろうと思われていました。 どれもこれも、起きて初めて分かるようなことばかりなのです。 能登半島も、地震学者の間では「次は能登半島だろう」とずっといわれていたそうです。2年くらい前から、地震が頻発していたからです。 https://youtu.be/2ulU59OCXac?si=IDqwqMVgwXGsN0xj これを見ると、震源地になった場所はほぼ毎日のようにM2クラスの地震が起きていたことが分かります。けれど、それは1年も2年も前からずっとなのです。「いつ起きるか」は誰にも分からない。「いつかここで地震が起きるぞ」といって2年後に来たらそれを「当たった」という人は少ないでしょう。地震は能登半島の真ん中あたりを東西に綺麗に頻発してましたが、このラインの別の場所が大地震の震源地になった可能性もあります。 また地震については「地震兵器」といった荒唐無稽な流言飛語も普通に飛び交います。阪神淡路大震災のときから「私はこの大地震を予言した。次の地震はここで起きる!」って人は必ず出てくるんですよ。 だから研究者も曖昧な言い回しになってしまうというのはあると思います。
その他の回答 (2)
- SPROCKETER
- ベストアンサー率26% (2125/7982)
現在の地震理論が間違っている可能性もありますから、一概には言えないと思いますね。どれも推定される仮説であって、実際に掘削して地下30kmの岩石を掘り出して調べたわけではありませんし、地震波などを使って調べた情報を元に、いくつもの仮説を立てて考えた推論です。絶対的なものではありません。 日本周辺のプレートは構造が複雑で、仮説がいくつもあり、どれが正しいかは誰にもわからないのが実態です。明日、南海トラフ地震が起こっても、30年後に起こっても、予測出来ないのが現実です。
- takochann2
- ベストアンサー率36% (2420/6676)
今回の地震は深さ39kmだとか45kmだとかでプレート内地震とされています。南海地震のプレート境界地震とは発生原理が違います。また距離もかなり離れていて、南海地震とは直接関係はないと言う事でしょう。
お礼
なるほど、よくわかりました。地震学者でも具体的な時期を特定できないのだから、素人の私があれこれ考えても意味がないのですね。ご回答ありがとうございます。