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原子や分子の質量と相対質量について

高校の化学の内容です。 12Cの1粒の質量が1.993×10の-23乗であることは、いつどのようにしてわかったのでしょうか。原子や分子1粒の質量を測定する(計算する?)方法が想像できませんでした。 また、アボガドロ定数は、「12Cの1粒の質量が1.993×10の-23乗であること」から計算して、6.02×10の23乗/molであることを求めたのでしょうか。

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回答No.1

>12Cの1粒の質量が1.993×10の-23乗であることは、いつどのようにしてわかったのでしょうか。 炭素原子1つの質量はアボガドロ定数を元に計算されています。 >原子や分子1粒の質量を測定する(計算する?)方法が想像できませんでした。 一定条件(1気圧摂氏0度)の一定体積の気体中にある分子数は一定である、という事を元に、気体中の分子の動き(ある分子が別の分子に衝突してから、別の分子に衝突するまでの時間と距離から、どのくらいの体積の空間に1個の分子が存在するのか)から、分子の総数を推定(推定された個数を「アボガドロ数」と呼びます)し、気体全体の重さを、推定した分子の個数で割って、分子1個の重さを計算しています。 >また、アボガドロ定数は、「12Cの1粒の質量が1.993×10の-23乗であること」から計算して、6.02×10の23乗/molであることを求めたのでしょうか。 逆です。色々な実験や観察から「アボガドロ定数」が決められ、とある分子がアボガドロ定数個あるのを「1モル」と呼び、1モル個の物質の重さから分子1個の重さが計算されます。 炭素が1モルあると12グラムになります。12をアボガドロ定数6.03×10の23乗(1モルの分子の個数)で割ると、約1.993×10-23になります。 つまり、基本となる「アボガドロ定数」が推定により求められて(推定とは言え、 6.02214179×10の23乗、9桁まで精確に求められています)、その値を元に「1モル」が決められ、1モル個の分子の重さから分子1個の重さが計算で求められているのです。

torikerapochi
質問者

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とてもよくわかりました! ありがとうございます!

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