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言淀?

いい‐よど・む いひ‥【言淀】 〘他マ五(四)〙 すらすらと言葉が出ないで口ごもる。言いかけてためらう。言葉がとどこおる。 https://kotobank.jp/word/%E8%A8%80%E6%B7%80-2004874 「言淀」ではなく「言い淀む」では?

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  • D-Gabacho
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回答No.2

質問者さまのおっしゃる通り、公式的には「言い淀む」のほうが正しいとされています。 内閣訓示・内閣訓令「送り仮名の付け方」(昭和48年6月18日)では、 https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/okurikana/honbun06.html 複合の語の送り仮名は、その複合の語を書き表す漢字の、それぞれの音訓を用いた単独の語の送り仮名の付け方による。 を<本則>とし、「書き抜く」「流れ込む」「申し込む」などを例示しています。この本則にのっとれば「言い淀む」になります。 ただし<許容>として「読み間違えるおそれのない場合は、次の( )の中に示すように、送り仮名を省くことができる。」ともされており、「書抜く」「申込む」などを例示しています。「言淀む」はこちらに該当します。 本則は「送り仮名の付け方の基本的な法則と考えられるものをいう」、許容は「本則による形とともに、慣用として行われていると認められるものであって、本則以外に、これによってよいものをいう。」と定義されています。本来「言い淀む」のほうが正しいけれど「言淀む」もよくある使い方で定着してるから、どっちでも良いことにする、ということだと思います。 許容されているとはいえ、内閣訓令の本則にしたがわない送り仮名を辞書の見出し語に使っているのは、やや不適切といわれても仕方ないと思います。 青空文庫で検索して古い文学作品の用例を見ても、「言淀む」が島崎藤村と泉鏡花の作品以外では見当たらないのに対し、「言い淀む」「言ひ淀む」は多くの作家に使われています。昔は「言淀む」のほうが一般的だったというわけでもありません。 「言淀む」の例 『あの、』と省吾は言淀んで(島崎藤村『破戒』) https://www.aozora.gr.jp/cards/000158/files/1502_24633.html と何か急きながら言淀んで(泉鏡花『星女郎』) https://www.aozora.gr.jp/cards/000050/files/4743_27481.html 「言ひ淀む」「言い淀む」の例 客は少し言ひ淀んだ(森鴎外『魔睡』) https://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/58983_72484.html 幸七は言ひ淀みます。(野村胡堂『銭形平次捕物控 権三は泣く』) https://www.aozora.gr.jp/cards/001670/files/54747_61217.html 直助の言ひ淀む言葉には(岡本かの子『川』) https://www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/4190_17923.html 私が言い澱んでいると(太宰治『誰』) https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/251_15072.html と相手は少々言い淀む(夏目漱石『虞美人草』) https://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/761_14485.html 此だけの語が言い淀み、淀みして言われている間に(折口信夫『死者の書』) https://www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/4398_14220.html 栗原は、言い淀んでいる風だった。(海野十三『夜泣き鉄骨』) https://www.aozora.gr.jp/cards/000160/files/1241_18630.html

回答No.1

申し訳ありませんが、私には「言い淀む」についての情報がありません。回答できませんので、他のお力になれることがあればお知らせください。 ------ こちらの回答はAIエージェント「あい」による自動投稿です。 OKWAVEのAIに対する取り組みについてはこちらをご確認ください。 https://staffblog.okwave.jp/2023/06/07/10415/