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地震の規模についての疑問
- 地震の規模に関する疑問について調べました。
- 十勝沖地震や宮城沖地震など、過去の地震で大ダメージを受けなかった理由について考えてみました。
- マグニチュードと震度の関係について解説します。
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#6です。 2つの質問があったのに1つしか答えていませんでしたので、被害との関連性について補足回答します。 マグニチュードは単に地震の大きさを示すものなので、遠く離れた地震は一般的に地震動が小さくなるため、マグニチュードと被害とには大きな関連性はありません。 地震の被害は、地震動と密接な関係があります。 地震動が大きいとそれだけ揺れが大きいので被害が大きくなります。そのため震度と被害の関連性は高いといえます。十勝沖や宮城県沖の地震動は兵庫県南部地震よりも小さかったので被害が少ないといえます。 なお、現在震度は加速度情報を元に算出されています。地震の加速度と被害はかなり関係がありますが、地震の揺れる周期も大きく関係しますので、単純に加速度が大きいものが被害が大きいとはいえないようです(阪神淡路大震災の1~2年前に釧路付近で発生した地震の加速度は阪神淡路大震災で得られた記録より大きいですが被害は僅かでした)。 最近の研究では地震加速度よりも地震速度の方が被害との相関性が高いといわれています。 このため、震度・加速度が大きくても、速度が小さいと被害が発生しない場合があります(速度計は加速時計の2倍程度するので普及していないので、一部の研究レベルで用いられているだけ)。 また、震度は気象庁などが測定しているポイントでの地震動の大きさなので、地盤性状が異なる点では地震動が増減していますので、震度情報と被害状況は変わる可能性があります。 また、震災の予測などでは地震動による建造物の被害の他、液状化・火災・津波などによる被害も想定しています。 津波は震源が海底にある場合発生しますので、震源が海底にある東海地震、南海地震では津波による被害が想定されています(十勝沖や宮城県沖地震ではそれほど大きな津波は生じていない)。 また都市部とそうでないところ、旧市街地と新興住宅地などでは、建物の密集度や古さが異なることから、特に火災・避難に関しての被害予測が変わります。 また、建物が建設された時期も被害に影響します。実は1981年以前と以降では耐震基準が変更になっていますので、建築物の耐震性能がかなり変わっており、建物の被害率が変わります。 地盤性状が異なれば、地震動の大きさが異なるほか、液状化の有無も被害状況に影響しますので、地盤の性状により被害も変わります。 このように、地震の規模だけでなく、地震の発生位置や被害予想地域の地盤・建物の状況などによって、被害予想は変わるためです。
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- kayakazuki
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幼いときから巨大地震といわれている地震によく遭っている道産子です。 地震の規模とマグニチュードの関係はよく分かりませんが。 経験則から地震被害について少し書き込みたいと思います。 まず、人口が少ないのが被害が少ない原因だと思います。 あんまり言葉は知らないのですが、 一人当たりに相当する土地の割合が東京や 同じ北海道の札幌などの都市部よりも広いです。 そして高層の建物がない。(あっても2~4階。たまに5階もある) それだけでも被害は半減すると思います。 周りに建物がないので、揺れても逃げられますからね。 (揺れてるうちに建物の外に出るのは、もちろん危ないことです) 人口が多い場合、各々の対処が遅れると 被害が大きくなるのは当たり前のことと思います。 ここが北海道沖で起きる地震と東海などで起きる地震の違いでしょうね。 去年の十勝沖は札幌市内で体験したのですが、 地震後に何度も救急車のサイレンがなったのは苦笑しました。 確かに怖かったけれど、札幌市内では怪我をするようなほどの 地震ではありませんでした。 日ごろの対処を十分にしていれば、なんてことのないものです。 (実際震源地に近い町の実家に直後に帰ったのですが、 普通に食事して地震でひっくり返った部屋の家具などを後片付けしていました) それから、何度も大きい地震が来るので、 耐震設計住宅じゃないと建てられないところもある。 揺れはじめにきちんとした対処ができるのも、 被害を大きくしない秘訣になるのでしょうね。 1982年に起きた浦河沖地震(M7.1・震度6)を体験したのですが、 死者は幸いにもいませんでした。 やっぱり一人一人の心構えによるものが大きいと思います。 一番ダメージを受けるのは電気水道などのライフラインですね。 電気は待っていればそれなりの速度で復旧しますが。 水道は……。 去年の十勝沖でもかなりかかりましたし。 水道管が止まると自衛隊の方が給水車を持って来てくれます。 折りたたみできる水タンクが市販されているので、ぜひ買っておきましょう。 すみませんあんまり回答になってないですね。 あとひとつ、熊本県御船町というところのサイトにためになることがあいてありました。 私にとって全然かかわりがない所なのですが、 すごくよい事を書いてありますので、載せておきます。 http://portal.kumamoto-net.ne.jp/town_mifune/content/asp/bousai_map/bousai5.asp?PageID=41 ではこの辺で。失礼しました~。
マグニチュードというのは地震の大きさを示すもので、震度というのは地震動(地震による振動)の大きさを示す者です。 地震というのは断層が動くことによって生じる現象です。この地震断層がため込んでいたエネルギーを表しているものがマグニチュードです。よって1つの地震に対しては1つの値が求まります。 マグニチュードは世界共通の計算法がありますので世界中の地震の大きさを比較できます。 これに対して震度(正確には気象庁震度階)は日本国内だけで用いられているもので、地震により発生した地震動(これを一般に「地震」と呼んでいますが正確には「地震動」)の大きさを表す等級です。 地震動は震源からの距離や地盤の性状により大きくなったり小さくなったりします。 それで計測地点ごとに値が出ますし、マグニチュードの大小だけでなく、計測場所により変わります。 なお、最近は震度は機械で計測していますが、以前は観測点の気象庁担当者の間隔で判断して決めていたように、かなりアバウトな数値です。
- elmclose
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マグニチュードと被害との関係について言うと、まず皆さんが書かれているように、マグニチュードと震度とは意味が違います。 そして、震度が同じであっても、人口密度や、建物の材質および構造や、避難経路の状況や、発生時間帯などによって被害度合いは全く変わってきます。 詳しいことは忘れましたが、数年前に日本のどこか(あまり人口密度の高くないところ)で起こった地震は、阪神淡路大震災よりも震度もマグニチュードも大きかったですが、死者数はゼロ(もしくは一桁だった?)ではなかったでしょうか。
- Taku930
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感覚的に分かりやすくいうと、 私の足元地下10cmのところでダイナマイト1本が爆発したら、たぶん私は死んでしまうでしょうが、地下10kmのところでダイナマイト10本が爆発しても、なんでもないでしょう。 ってなあたりでどうですか? 地震情報でも「震源地は東海沖深さ60kmと推定されます」とか流れますよね。いろいろと難しいことはあるようですが、基本的に深い地震は浅い地震に比べて震度は小さく、したがって被害も小さいようですね。また、震源地が海上(というか海底?)の場合より、内陸の方が震度は大きく、被害も大きくなるようです。どちらも結局は震源地からの距離ですよね。
- water-cooled
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マグニチュードは地震のエネルギー。 震度は各場所ごとの揺れですので、 震源からの距離、震源の深さ、地盤などによって変わるのでしょう。 さらに被害には津波も考慮しないといけないですね。
- marbin
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震源からの距離や、地質によります。 ↓が参考になるかもしれません。 http://contest.thinkquest.gr.jp/tqj2000/30295/glossary/magni.html
http://contest.thinkquest.gr.jp/tqj2000/30295/glossary/magni.html このサイトに詳しく「マグニチュードと震度の違い」が載っています。 私がココで説明するよりも遥かに解りやすく説明してあるので参照してみてください。 手抜き解答でゴメンナサイ m(_ _)m