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投資信託について(1)
投資家が初心者にお薦めする投資信託として、S&P500とオールカントリーがよく挙げられますが、インベスコはあまり挙げられないように思います。インベスコは利益が大きいがリスクも大きいのでしょうか。手数料が高いのでしょうか(そもそも、手数料を得るのはどの組織)。
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投資信託の購入時手数料は販売会社(投資信託を顧客に販売している証券会社や銀行など)に入り、信託報酬は委託会社(インベスコ・アセットマネジメント、三菱UFJアセットマネジメントなど運用を委託された会社)、販売会社、受託会社(運用資産を管理・保管する信託銀行)の3者で分け合っています。配分の割合は目論見書に記載されており、銘柄ごとに異なります。 最低水準の信託報酬を売りにしているeMAXISシリーズのS&P500やオールカントリーに比べ、たしかにインベスコの投資信託は信託報酬がはるかに高いです。取扱い銘柄は一般的に信託報酬が高いアクティブファンド中心ですし、eMAXIS Slim先進国株式インデックスと内容的には同じインベスコMSCIコクサイインデックスファンドも、前者の信託報酬が0.1%なのに対しインベスコは0.77%と大幅に高くなっています。 内容が同じで信託報酬が高い場合、単純にコストが高くつく分、利益が少なくなります。実際、eMAXIS Slim先進国株式インデックスの年間騰落率が+22.91%なのに対し、インベスコMSCIコクサイインデックスファンドは+21.08%となっています。 ただし、信託報酬が高くても高いパフォーマンスを実現している銘柄もあります。最近人気を集めているインベスコ世界厳選株式オープンは、信託報酬は1.903%と高めですが、年間騰落率は+27.8%となっていて、オールカントリーの+21.73%を上回ります。 利益が大きいこととリスクが高いこととは別問題で、一概にはいえません。
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