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- takochann2
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生物は一対の相同遺伝子があり、両方とも同じ遺伝子でないと形質を発現しないものを劣性遺伝といい。片方だけでも発現する場合を優性遺伝という。今は潜性と顕性というらしいが良い言葉ではないと思うのでここでは使いません。 しかるに、黄色を掛け合わせると緑が出て来るという事は、黄色と緑の遺伝子の両方を持つ黄色いエンドウマメがあるという事なので黄色は優性遺伝。 ちなみに緑をいくつ掛け合わせても緑しか出ないという事は相同遺伝子が両方緑という事。これだけでは緑が劣性遺伝という事は示せない。
- tootattatato
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引っかけ問題だろうか。。 たぶん、教科書の典型的な導入例では、緑を顕性としていることが多いことによる疑問でしょう。 実際は、考えることが大事なんだよ、という示唆のある、良問だと思いますね。 顕性の法則はわかっているものとします。 ある対立形質について、それぞれの遺伝子をもつ配偶子が接合してあたらしい相同染色体が出来たとき、必ず形質に顕れる方の形質を顕性形質と呼び、この性質を顕性の法則と呼ぶ で、便宜的にアルファベットの大文字を顕性遺伝子として、小文字を潜性遺伝子として各々あてがって仮定し、考えられる配偶子の遺伝子の組合せから次代の相同染色体の遺伝子パターンを予想する。 この考え方が大事、というか、必須です。 体細胞の相同染色体は対(2n)になっていて、減数分裂でnまで分裂しますが、配偶子の接合に使われる遺伝子はランダムですから、 親の遺伝子がAAなら、配偶子はAのみ AaならAとaのいずれか aaならaのみ という風になります。 また、植物の場合自家受精が可能なので(自家不和合性のものもあるが)、一つの個体で子孫を残せる、ということも頭の片隅に入れておいた方がよいでしょう。 緑を顕性と仮定して考えてみて、顕性の法則と矛盾するか考えてみても良いでしょう。 緑⇒A、黄⇒aと仮定します。 親が緑だけ、の場合、親の持つ遺伝子パターンはAAかAaのどちらかになり、つくられる配偶子のパターンはAとaです。 よって、次代の遺伝子パターンはAA、Aa、aaの可能性があり、これだと問題文にある『緑の親からは黄は生まれない』に矛盾しますね。 また、親の遺伝子パターンの可能性をしぼって、たとえばAAだけとかAaだけにして考えてみても良いでしょう。 AAだけ※1⇒配偶子はAだけ⇒次代はAAだけ Aaだけ※2⇒配偶子はAかa⇒次代はAAかAaかaaか となる。問題文では形質が緑だけ、としているので、※1ならば矛盾はしませんが、問題文ではそれについて言及されていないので、『葉の色が緑であるだけ』で考えるのが通例でしょう。それだと、やっぱり矛盾してしまうのですね。 逆に、黄⇒A、緑⇒aとして考えてみましょう。 顕性の法則に従えば、形質が緑になるのはaaのパターンしか無いですから、できる配偶子の遺伝子パターンはaで、それからつくられる次代の遺伝子パターンもaaしかありえません。よって、問題文にある『緑の親からは黄は生まれない』に矛盾しません。 さらに、形質が黄(なだけ)の親から生まれる次代の遺伝子パターンの可能性は、既に逆の仮説で立てたように、AAかAaの二つがありますから、これもまた問題文と矛盾しません。 なので、黄色が顕性です。 ちょっと長くなりましたが、本来顕性の法則は仮説(または仮定)から始まって組み立てられたものですから、上辺だけの知識に囚われずに、こうやってしっかり考えることが大事なんだよ、ということです。 慣れれば、すぐに考えられるようになります。はじめが肝心なので頑張って!
- nagata2017
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緑の場合 全て緑になるのは 全ての遺伝子が緑の場合だけ たくさんある中からランダムに選んだふたつ その子孫が必ず緑になるということは どれをとっても 潜性遺伝子しか持っていないということになります。 他の組み合わせを含む中からランダムに選べば 顕性遺伝子を持つものも含まれるので 違う色が出現することがある
aaとaaを掛け合わせると、 aa(緑緑)しか生まれない。 つまり AA(黄黄)→両方Aなので黄色。 Aa(黄緑)→片方はaだけど、Aの方が強いから黄色になってしまう aA(緑黄)→片方はaだけど、Aの方が強いから黄色になってしまう aa(緑緑) →aを抑え込むAがないので、緑色になる。 AAとAAを掛け合わせると、 AA(黄黄)しか生まれない。 AaとAAを掛け合わせると、 AA(黄黄)、Aa(黄緑)しか生まれない。この場合、aは完全にAに抑え込まれているので緑は生まれない。 AaとAaを掛け合わせると、 AA(黄黄)、AaとaA(黄緑)、aa(緑緑)が生まれる。 この場合、緑色のエンドウが育つ組み合わせはaaしかない。つまり緑は潜性、黄色が顕性。