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巨大地震関連(ドラマなど)
こんにちは。 3月4日にNHK Gでオンエアしたドラマ「南海トラフ巨大地震」を見てみました。ドラマ用に制作したとのことでしたが、実際に巨大地震が起こった場合に備えるべきだと思いました。 ドラマに出てきた「半割れケース」とは、巨大地震が2回以上発生するケースで起こり得るのですか? その「半割れケース」のメカニズムについて、可能でしたら お願いします。 よろしくお願いします。
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回答№1です。後になってから自分の回答を読み返したところ誤解を招きかねない書き方をしていた事に気が付きましたので、再度回答させて頂きます。 >「半割れケース」は2回以上発生するか否かには関係なく起こります。 と書きましたが、これは 「南海トラフ地震が2回以上続けて発生するか否かに関係なく、必ず『半割れケース』になる」 という意味ではなく 「南海トラフ地震が2回以上続けて発生するか否かという事と 『半割れケース』になるのか否かという事 の間には関連性が無いので、 南海トラフ地震が2回以上続けて発生した場合と、1回だけしか発生しなかった場合の、どちらの場合であっても、 『半割れケース』になる場合もあれば、ならない場合もある」 という意味です。 「半割れケースが起きる事と、南海トラフ地震が2回以上続けて発生する事の間には関連性が無い」 という意味で >「半割れケース」は2回以上発生するか否かには関係なく起こります。 と書いてしまいましたが、紛らわしい書き方でした。申し訳御座いません。 但し、最大級の巨大地震はユーラシアプレートとフィリピン海プレートプレートとの間の引っ掛かり部分の大部分が外れて、南海トラフの殆ど全域と琉球海溝の大半の領域が一度にずれ動いた場合、即ち「全割れケース」が起きた場合にしか発生せず、大部分の引っ掛かりが外れる「全割れケース」が起きた後には外れずに残っている引っ掛かり部分は殆どありませんから、最大級の巨大地震は1回起きればその後何十年も巨大地震は起きませんし、半割れケースになる事もありません。 南海トラフを震源域とした地震が2回以上起きるのは、「局所割れ」、「一部割れ」、「半割れ」の場合だけであり、「半割れ」が2回起きる事もないとは言えないものの、「局所割れ」の次に「半割れ」が起きる事もあれば、「半割れ」の次に「部分割れ」が起きる事もあり、「局所割れ」だけが数回起きる事もあり、複数回の地震がどのような割れ方の組み合わせで続けて何回起きるのかは全く分かっておりません。 半割れケースでは巨大地震にはならないものの、大地震くらいにはなりますし、一部割れの場合も震源域の近くにある地域では被害が発生する事もあります。 尚、現在の技術では南海トラフで次に起きる地震が「局所割れ」、「一部割れ」、「半割れ」、「全割れ」の内のどれになるのかを予測する事は全く出来ません。 巨大地震となる「全割れ」が起きるかどうかは判っていないのです。(それは「半割れケース」を始めとする他の割れ方に関しても同様です) 巨大地震が起きるかどうか判っていないという事は、起こらないで済む事も確かにあり得るものの、巨大地震が起きる可能性を否定する事が出来ないという事でもあります。 政府が南海トラフ巨大地震に対する警戒を呼び掛けているのは、巨大地震が起きる事を予知したからではなく、巨大地震が起き無いとは断定出来ないため、巨大地震が万が一起きたとしてもそれによる被害を最小限に抑える事が出来るようにするために、最悪の事態にも対応出来るだけの準備を整えるよう促しているわけです。
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- sonomamadeii
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起こりえますよ! 実は政府は巨大地震を予知しているのです。 でもそんな事を言ったらパニックになるので ドラマと言う形にして 地震に注意しましょうって警告しているのです。
お礼
おはようございます。 いつもありがとうございます。 ぜひ、参考にしたいと思います。
- kagakusuki
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>ドラマに出てきた「半割れケース」とは、巨大地震が2回以上発生するケースで起こり得るのですか? そのドラマはまだ見てはいない(録画はしている)のですが、「半割れケース」は2回以上発生するか否かには関係なく起こります。 >その「半割れケース」のメカニズムについて、可能でしたら お願いします。 南海トラフは駿河湾の富士川河口付近から九州東方沖まで続いている全長約700kmにも及ぶ長大なトラフ(水深6000m未満の海底の谷間)で、フィリピン海プレートとユーラシアプレートが接しているプレート境界でもあります。 プレートは地表近くの岩石層からなり、大陸程の広さを持つ厚さ数㎞~数十㎞の岩盤の板で、その下にあるマントルの対流運動に引きずられる事で1年に数㎝程の速度で移動しています。 個々のプレートはそれぞれ異なる方向と異なる速度で移動しているため、プレート同士の端が接する所ではプレート同士が押し合う力によって縁の部分の地面が盛り上がってヒマラヤ山脈のような山脈が出来たり、片方のプレートがもう一方のプレートの下に潜り込んで海溝やトラフが生じたりします。 南海トラフも南側のフィリピン海プレートが北側のユーラシアプレート下に潜り込んでおり、ユーラシアプレートの端とフィリピン海プレートの上面は2つのプレートの動きによって押し付けあっていて、ユーラシアプレートの端とフィリピン海プレートの上面が接触している部分では岩盤の凹凸や摩擦 力によって引っ掛かって固着しているため、フィリピン海プレートが潜り込んで行く動きによってそこに接しているユーラシアプレートの端も少し下方向に歪んで曲がっています。 フィリピンプレートがどんどん潜り続けるに従ってユーラシアプレートの端の歪みが大きくなっていくと、ユーラシアプレートの弾力によって元に戻ろうとする力も強くなっていき、その力があまりにも大きくなって引っ掛かり部分の岩盤の耐久力を超えると引っ掛かり部分の岩盤が破砕して引っ掛かりが外れ、プレート同士がずれ動きます。そのずれ動きによって生じる振動が地震波です。(地震波が生じる原因はこれだけではなく、他にもありますが) 南海トラフは全長約700kmもある長大なプレート境界であり、その引っ掛かり部分は何箇所もあるため、どこか1箇所の引っ掛かりが外れたとしても、必ずしもそれ以外の引っ掛かり部分の全てが外れるとは限りません。 どこか1箇所だけが外れる事もあれば、何箇所かが同時に外れるものの、一部は外れずに残る事もありますし、当然、全ての引っ掛かり部分が一度に外れる事もあります。 また、一部だけが外れてずれ動きますと、プレート同士が押し合う力が外れずに残っている部分に集中しますから、数時間から数年程度の間を置いて残っている部分も外れてずれ動く事で複数回の地震が起きる場合もあります。 一度にずれ動く範囲が広いと地震の規模は大きくなりますし、逆にずれ動く範囲が狭ければ規模の小さな地震となります。 南海トラフで起きる地震は一部分がずれ動いてから、時間を置いて他の部分がずれ動く場合が比較的多いのが特徴ですが、南海トラフに加えて南海トラフの西の端に繋がっている琉球海溝までもが全ての引っ掛かり部分が一度に外れて巨大地震を起こすおそれも皆無ではありません。 これがいわゆる「南海トラフ巨大地震」と呼ばれるものです。 また、トラフや海溝の大部分の引っ掛かりが同時に外れ、トラフや海溝の広大な領域が一度にずれ動く版の事を「全割れ」と言います。 それに対して、引っ掛かりの一部だけが外れ、トラフや海溝の一部の領域だけがずれ動くパターンもあり、 極一部の引っ掛かりだけが外れてずれ動く事で規模がかなり小さな地震となり、被害が殆どない場合の事を「局所割れ」、 それよりは広い領域ではあるものの狭い領域だけがずれ動いて被害が一部の地域に限られる地震となる場合の事を「一部割れ」、 引っ掛かりが外れずに残っている領域が一部にあり、トラフや海溝沿いに、大きな被害が出ている地域と、まだ被害が出ていない地域がある場合の事を「半割れ」 と言います。 【参考URL】 内閣府ホーム > 内閣府の政策 > 防災情報のページ > 半割れケース等の評価基準について https://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/taio_wg/pdf/h301107shiryou04.pdf
お礼
おはようございます。 ぜひ、参考にしたいと思います。
お礼
おはようございます。 4日放送の「南海トラフ巨大地震」のドラマ第一部(前編)を見てみましたが、東日本でも起こる可能性があると思いました。ぜひ、参考にしたいと思います。 これからもよろしくお願いします。