- ベストアンサー
カミナリの原理
本を読むと、「雷雲の上にプラスの電気、下の方にマイナスの電気があつまり、下の電気が地面に向かって放電するのがカミナリ」、とおおよそこのようなことが書いてあります。 しかし、どうして上にプラス、下にマイナスの電気がたまるかは書いてありません。もし、その原因というか、メカニズムを教えてください。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
雲の中で帯電する流れをご紹介いたします。 十分な高さに達するほど雲が成長すると、上層で5ミリ以下の氷の粒(霰)ができ、それが下降します。そして下層からは微細な粉末状の氷が上層に吹き上がります。これは車から降りる際のシートと服の摩擦で静電気が発生するのと同じで、上層に吹き上がる粉末状の氷にはプラスが帯電する傾向があり、下層へ落下する霰にはマイナスが帯電する傾向がある、という現象になります。 雲の中で電荷の分離が進めば雲の中で雷が走り、霰が霰または雨となり地表に到達したら雲と地表の間で雷が走りやすくなります。 日経サイエンス2023年3月号(2023年1月25日発売)の23ページを参考にしました。