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DACに関する回答への疑問
- ΔΣDACにおいて、1ビットではなく6ビットDACが使われている、ということではないですか?
- 回答の中で、PCM1792Aは上位6bitを63基のPulse Generatorに発振させる理想的なMulti Bit DAC回路であると述べられています。
- PCM1792AはTexas Instrumentsの製品であり、詳細な仕様書は公式ウェブサイトで入手できます。
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その情報、私ですね(^^;)。 昔の DAC Chip なので、もはや技術資料は検索 Page を何枚も捲らねばならないほど埋まっていました(笑)。 https://www.tij.co.jp/jp/lit/ml/jajt042/jajt042.pdf に詳細があります。 4-4-2 Advanced Current Segment という項目で、 Data は上位 6bit と下位 18bit に分割され、上位 6bit は Inverted Complementary Offset Binary Decoder を経て、下位 18bit は 5 Level 3 次 ΔΣ 変調器を経て合成され、合計 67 基の Current Segment Switch に送出されると解説されています。 この時、上位 6bit 63 Step 分の Data はΔΣ変調器を通らずに Current Segment Switch に送られますので、63 基の Switch がこれに対応して実質的に Multi Bit 並の立ち上がりを得られるというのが味噌のようですね。 PHILIPS TDA1541 や BB PCM5x のような Multi Bit とは異なりますが、CLCS CS439x のように高次 Single Bit Stage を Multi Stage 持たせた Multi Stage Single Bit 方式をマルチビット型などと言い出した後に開発された DAC Chip なので 67 基の Current Segment Switch のうち 63 基は上位 6bit に対応している PCM1792 も上位 6bit 分が Multi Bit 化されていると言えるでしょうね。 但し、上記 PDF でも明記されている通り PCM1792 の 132dB という Dynamic Range は Monaural 出力での Data であり、4.5V Stereo 出力で 129dB、一般的な 2V Stereo 出力では 127dB となっています……134dB の Dynamic Range なんて謳っていた Stereo DAC 機もありましたね(笑)。 素敵な Audio Life を(^_^)/
お礼
難しい問題ですね!
補足
>入力24ビット・データ(A)は上位6ビット(BとMSBを含む下 位18ビット(C)に分割され、上位6ビットはICOB(Inverted Complementary Off set Binary)デコーダに入力され、下位18 ビットは5レベル3次ΔΣ変調器にそれぞれ伝送されます。 上位6ビットはN=26=64 の量子化ステップ数があります。こ のステップ数はICOBコード論理により63ステップの信号に変換 され(D)、3次、5レベルのΔΣ変調された下位ビット信号(E)と 加算され67レベルのΔΣ変調信号(F)となります ーー> ですね! 知っています!