kujirakobuのプロフィール

日本の独特な政治スタイルの異常 日本の政治、とくに議員の実態は、ほかの世界の議員と比べると、少し異常ともいえることが多い。いくつかあるが、世界と比べると、議員立法が少ない点がある。本来議員は、立法のお仕事がメインで、法律や憲法を作るお仕事をするのがメインですが、官僚が作ったり、業界団体が陳情したものを、議会で上げて、手直ししたものが多いのです。米英では、圧倒的に議員立法が多く、その分公務員などの数の減らしたりと、仕事の役割分担ができているともいえる。公務員は行政なので、本来法律を作る仕事は、議員が行うべきであるのに、日本の実態は、官僚に仕事を任せてしまっている。このため、公務員削減が遅れる理由のひとつになっている。法律の採決の時、政党拘束がきつい点も日本独特である。外国の議会では、法律ごとに議員が自由に票を決めているのだが、日本では、政党で決めたものを選ぶケースが多くあり、消費税のような、よほど揉める案件でないと、議員が自由に投票行動できない点がある。与野党がもめると、法案が通りにくくなったり、先送りになるケースがあまりに多いのも、日本独特である。議員が、あまり議員立法も作らず、法案採決も政党の方針に従うのであれば、仕事量が少なく、あまりやることがないとも見られるが、実態としては、規制や認可に対する口利きや、地元に対する予算獲得や、地元の説明会や、派閥の強化など、異様な仕事が多い。日本では、参議院に対する不要論も根強く、議員削減は、今回の国会でも進まず、議員に対する仕事も、これからきびしく見られる時代になるかもしれない。