mersiのプロフィール

バイクで初めて東京の端まで行った時の思い出 僕は大学時代にバイクサークルに入っておりました。 また、その時はまっていたライトノベルに「世界中をバイクで旅をしながらいろいろな人とふれあっていく主人公」というものがありました。 その主人公の乗っていたバイクに少しでも近いものを買いたいと思い、僕はオフロードのバイクを購入しました。 値段は２０万円しましたが、バイトをして何とか一括で購入できました。 そしてある程度バイクの運転に慣れたあたりでサークルに加入しました。 すると先輩から早速「今度、奥多摩に行かないか？」と誘われました。 もちろん、僕は二つ返事でOKしました。 すると先輩は「その靴じゃ危険だから」と言って、山道を走る用の頑丈なブーツを貸してくれました。 そしていよいよツーリングの当日になりました。 先輩たちは本当にスピードが速いのですが、初心者の僕が何とか追いつけるようにそれなりにゆっくりと走ってくれておりました。 周りの景色は、最初のうちこそ市街地でしたが、いつも遠目に見えていた山が次第に近づいてくるにしたがって、景色も田舎な雰囲気になっていきました。 個人的には、「よくアニメ映画などで出てくる、田舎のバス停と停留所、そしてそこでバスを待っているかわいらしい女学生」が印象に残っております。 こういう静かなところで暮らすのもいいなと思いました。 バイクは次第に山道に入っていき、林道に差し掛かりました。 がたがたと揺れるので膝でしっかりとタンクを押さえつけながら立ち乗りで道を走っていきました。 最初のうちは怖かったのですが、次第に慣れてくるにしたがって、バイクにうまく任せるようにして乗れば大丈夫なんだなと気が付き、楽しく運転できるようになりました。 そして奥多摩のほうを回って家に着くころには真っ暗になっておりました。 ですが、今にして思うとあのツーリングが一番新しいことばかりで楽しかったな、と思います。