psychopsycho の回答履歴
- 最愛の恋人
恋人も俺も男です。ウソだと思う人や「ゲイとかきめぇ」って人は一切コメントしないで欲しい 長くなるし自分語りも入ってしまうけど、よければ聞いて欲しい 元々俺は田舎出身なんだが、中3の時に男とキスしてるのを目撃され、ゲイなのが知れ渡った。 本当にど田舎で狭い町だから、都会とは違ってまったく同性愛なんてもんは許されなかった。友人はいなくなりいじめられ、恋人にはあっさりと捨てられ、家族には縁を切られた。 俺は高校進学とともに家を追い出されて神奈川の独り身の遠い親戚のオッサンのところに放り込まれた。 オッサンは俺がゲイだと知っていた。そして自分の持て余した異常性癖を俺にぶつけた。 オッサンは異性愛者だったが、女相手には自分の異常性癖を発散できなかったらしい。その点男相手なら、丈夫だし、何より愛してないから手加減なんかしなくていい。って言ってた。 飯食わせて生活の場提供してれば、それでヤリ放題で挙句生活費として毎月10万もらえるんだから、奴にとってみれば美味しい話だ。学費は実家が出してた。 逃げたかった。今さら貞操がーなんて言うほど純情でもなかったが、行為が異常で怖かった。 だが、俺には逃げ場がない。 だから高校卒業したら絶対に働いてこんなとこ出ちゃる、と思って高校時代はバイトをしまくっていた。 この頃の俺はすごく傷付いていた。塞ぎ込んで周りと距離をとっていた。そんなんだから、高校に入っても、話す程度の友人しかできなかった。 バイト先で、高校3年の春に知り合ったのが、恋人だった。以後ナリとする 目がキラキラしててニコニコしていた。目があった瞬間に目をキュッと細めて「はじめまして!」と言われて、その瞬間に好きになった。性懲りも無く俺はゲイだった。 好きになったからと言って行動に移せるわけもなかった。 夏頃にもなると、ナリとは親友のように仲が良くなっていた。 ある日バイト先から一緒に上がって駅に向かう途中、進路の話になった。 ナリは「大学行くつもりー。親父みたいな建築士になりたい!あとサークル入りたいな、バスケやりたい」と言っていた。 「頑張れよw」と言いながら、奴の大学生活を思い浮かべて、そこに自分はいないんだと思うととても切なかった。 そんなこっちの思いを知りもしないで、ナリは「ようすけ(俺)がいたらもっと楽しいだろうなー。ふたりでバスケサークル入ったりしてさ!w」と冗談を言ってきた。 あいつにとっては冗談だったんだろう。だけど俺はすごく嬉しかった。 そして、あっさりとナリと同じ大学に進学することを決めた。 すでに貯めた金は180万を少し越えていたし、俺は勉強が得意だった。それに本当はやりたいこともあった。 ナリも、同じ大学に進むことにしたと話した時は、とても喜んでくれた。 俺は見事、ナリと同じ大学に合格した。しかも特別待遇生、つまり4年間学費は全免。 そして、オッサンに、一人暮らしをするということを伝えた。 ボコボコに殴られ犯されたが、その様子を録音していたし、今までの暴行のあとの傷などもすべて写真に撮っていたから、それをすべて突きつけて、「今後自分に関わるなら警察やあんたの会社に送りつける」と言って、縁を切った。 大学に進んでからは、楽しかった。 ナリのおかげで周りと距離をとる癖も治ってきていて、友人がたくさん出来た。 サークルは二人でバスケサークルに入った。 ナリは神奈川の実家から通っていたので、よく俺の一人暮らしの部屋に泊まるようになった。 俺は相も変わらずナリが好きだった。そしてバスケサークルの仲良くなった女の先輩にそれは見抜かれた。 この先輩とその彼氏先輩がすごくいい人で、オッサンとのことはさすがに言えなかったが、三人で飲んでる時にゲイであること、家を追い出されてること、進学もナリの影響で決めたこと、本当に好きなことをぶちまけた。 そうしたら、引かれると思ったのに、二人して「がんばれ」と言ってくれた。 同性に惹かれていることを否定しないでくれたのは、この人たちが初めてだった。 結局告白したのは大分経ってからで、ふられた。けど、「ようすけがゲイでも俺のことを好きでも、俺がようすけを大事な友達だと思うのには影響ないよ」と言われた。 それが、俺がいくら好きでもナリが俺を愛してはくれないって意味も含まれてるのはわかっていたが、それ以上に拒絶されなかったのが嬉しかった。 「諦めなくていいのか」と言ったら「諦めろって俺が言っていいことじゃないし」と言われた ナリとの距離は、それまでとなんら変わらなかった。 それから、四回告白をした。毎度ふられた。三回目くらいからは、「おまえ、すごいね」と笑われたくらいだった。 俺の体には、4年間が経ったいまでもオッサンとの行為の傷跡があちこちにある。 大2の春、初めてその傷跡をナリに見られた ものすごい形相で「なんだよこれ」「誰にやられたの?」と言われて、誤魔化しきれずに、初めて他人にオッサンのことを含めすべてを話した。 絶対に今度こそ間違いなく引かれて絶縁だと思った。 だけどナリは何も言わなかった。それどころか、もううすくなった傷跡にひとつひとつ薬を塗ってくれた。 限界だった。好きだという気持ちがこれまで以上に膨らんで泣きながら、五回目の告白をした。 「これがもう最後にするから、これ以上優しくすんな。もう諦めさせろ」とかなんとか言った。 ナリはまた何も言わなかった。が、俺の背中の傷跡に優しく薬を塗ってきた。 なんなんだよこいつと思った。腹が立って、でもナリに触れてもらえるのが嬉しかった。 しばらくそうしてから、ナリはなんも言わずに帰った。 終わったなと思って、また泣いた。 それからしばらく会わなくて、ナリが家に来た。 そんとき俺は女先輩と二人でいたが、女先輩は空気読んで帰った。 ナリに「俺ようすけに、女先輩より優しくしたい」と言われた。 期待したが「好きかはわかんね。俺ゲイじゃないし」と言われて撃沈。 「でもようすけに一番優しい人って思われたい」と言われてまた期待。だからノーマルって嫌なんだよ。 結局そこから三ヶ月かけて付き合い始めた。 ものすごく幸せだった。 女先輩も彼氏先輩も祝福してくれた。 ナリと俺の部屋でルームシェアするようになった。 でも、この間の8月にオッサンが俺を連れ戻しに来た。 警察沙汰になってお互いの実家に連絡がいった。その結果、ナリは家族に自分と付き合っていることを知られ、父親と不仲になってしまった ナリに家に帰った方がいいと言っても、 「悪いことなんかしてないんだからこの家を出る理由ない。あのオッサンがまた来たらと思うと心配」 と聞く耳持たず。週末は帰って家族と話しているようだったが。 別れた方がいいと思ったが、俺はナリを好きすぎて手離す決断が出来なかった。ナリはそんな俺の気持ちに気付いていた。「今更別れられないから」と笑いながら言ってくれた。 10月末、ナリが倒れた。悪性リンパ腫だった。 実家そばの病院に入院した。 ナリから、最初に面会に行った時に「余命半年だって」と聞かされた。 ナリの家族と鉢合わせないように、家族が絶対に来ない金曜日の昼過ぎと日曜日の夕方しか行けなくなった 12月25日の夜中にナリから電話がかかってきて、「もう無理みたい」と言われた。 「今日は絶対に家族にも誰にもこさせないから、会いにきて」と泣きながら言われて、「クリスマスだもんな」としか言えなかった。 会いに行って、二人でクリスマスパーティをした。セーターとニット帽をやると笑っていた。俺には手袋をくれた。考えることが似たようなことで、嬉しかった。 「俺もう死んじゃうんだってさ。一ヶ月くらいらしい」とナリが言った。 ナリはもう口から食べ物をとれなくて、変な点滴を入れている。 この時もベッドに座ることも出来なくなっていた。 ベッドの俺が座ってる方とは反対側に、尿をためる袋がぶら下がってて自分じゃトイレにも行けないことも知っていた。 きれいに筋肉がついて綺麗だったナリの体はガリガリになって、点滴をしてる腕は赤黒くあざになってて、顔は頬がこけて唇も全身の肌も嘘みたいにカサカサしていた。 それでも俺はナリが好きだった。 「最後の最後に、こんなおまえ専用にしてくれちゃってさーw」と泣きながら笑われて、ほっそい手を握りしめて号泣した。 「おまえに優しくしたい。一番優しい人って思われたい。俺は優しく出来てた?自信ないわ」とか言われた。 おまえ以上に優しくて大切な奴はいない。これからだってそんな奴に会えるわけがない。そう言ったらナリも号泣した。 「そばにいて」と言って抱きついてきたナリの細くなった冷たい体を抱きしめて、このまま二人で死にたいと思った。 それと同時に、本当にこいつは死ぬんだ。なのに親父さんとこのままでいいわけがない。もう時間がない。そう思った。 ナリが好きだ。本当に大切だ。 ナリがいたから4月からやりたい仕事につける。ナリがいたから思いっきり笑ったり泣いたり出来た。ナリがいたから友達が出来た。ナリがいたから幸せだった。 俺の惨めなところも全部引っくるめて優しくしたいと言ってくれた。ノーマルのくせに、好きだと言ってくれた。 だけど俺との関係が原因で尊敬してた父親と不仲になって、他の家族ともぎこちない。本当なら付き合ってるまま親父さんやご家族にわかってもらいたいけど、それが許されるほどナリには時間がない。 だから俺はナリとは別れた方がいいと思っている。そうすれば親父さんだって会いに来てくるんじゃないかと。 だけど離れたくない。 皆さんならどうしますか?誰にも聞けない。
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- yousuke0131
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