p0p0yonのプロフィール
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- 登録日2013/03/23
- 愛犬が自宅敷地内で近所の大型犬に噛み殺されました
もう何年も前の話ですが、どうしても忘れられないので聞いてください。 私が小学生の頃、実家の庭で中型犬(柴っぽい雑種)を鎖に繋いで飼っていました。家族全員でとてもかわいがっていましたが、ある夏、一泊旅行に家族全員で出かけました。犬には食事と水を十分用意し、鎖に緩みがないか確認して、留守番させました。 翌日、帰宅するとその犬が鎖に繋がれたまま、血を流して冷たくなっていました。最初、訳がわからず呆然としましたが、すぐ事情が判明しました。我が家の庭に近所の医師宅(豪邸)で飼われていた大型犬(ドーベルマン)が入り込み、家の犬を噛み殺したのです。その犬は鎖でつながれてはおらず、門を閉めた敷地内で放し飼いにされていましたが、何らかのミスで抜け出してしまったようです。 当日の夜、医師夫妻が立派な菓子折りを持って我が家を訪れ、事情を話して両親に謝罪しました。多分、抜け出してしまった理由も説明されたと思いますが、私は詳しく聞かされませんでした。私はただただ、我が家の犬が哀れで一晩中泣いていました。一晩とは言え、犬を置いて旅行に出かけた自分たちを責める気持ちも強く、心の中で「ごめんね。ごめんね。痛かったね。辛かったね。怖かったよね」と繰り返していました(あ、キーボードを打ちながら涙が出てきました)。 私は、謝罪に訪れた医師夫妻に両親が「もういいです。畜生同士のことですから、どうぞお気になさらず」と答えていたことと、その後も同様の飼い方でドーベルマンが医師宅に飼われ続けていたことが、どうしても納得できませんでした。それで両親に「あの犬を他所へやるよう(もしくは豪邸なのでせめて敷地内の外から見えない場所に移動するよう)医師夫妻に申し出てほしい」と頼みましたが、両親は取り合ってくれませんでした(ちなみに両親も動物好きで死んだ犬の事はとてもかわいがっていました)。 私が何度も母にそのことを訴え続けると、母は最初は「済んだことは忘れなさい」「何をしてもあの犬は帰ってこないの」「ドーベルマンは番犬として飼われているのだから、外から見えるところに居るのは仕方がないでしょ」とある程度、常識的な回答をしていました。しかし私は「だって畜生同士だからいいって言うけど、噛み殺されたのが人間だったらどうなの?」「家の犬の断末魔が近所に響いた時、お隣のおばさんは可哀そうに・・・と思いつつ、怖くてとても手出しできなかったって言ってたよ。それが犬じゃなくて人間の子どもでも同じだったと思うよ」「次にドーベルマンが抜け出して、子どもが噛み殺されてもお母さんは平気なの?それがもし私だったとしても、畜生がやったことだから仕方ないで済ますの?」としつこく食い下がり続けました。医師宅は我が家から30mも離れておらず、嫌でも通学途中にドーベルマンが目に入り、忘れようにも忘れられなかったのです。 あまりにもくどい私に、困り果てた母は苦し紛れにアンビリバボーな台詞を吐きました「あの家は産婦人科じゃないの。中絶とかで子どもを毎日殺してるの。だから犬が死んだくらい何とも思ってないから言うだけ無駄なの。あなたもいい加減諦めなさい」。私はそれ以来、二度と犬の話を口にしなくなりました(もちろん母の理屈に納得したわけではなく、母に何を言ってもダメだと思ったからです)。私の両親は誠実な小市民ですが、いわゆる「事なかれ主義」です(大人になって客観的に両親を見るようになってそう思いました)。 もう30年近く前の話ですが、気持ちの整理はついておらず、死なせてしまった犬の事は心の奥底に引っかかったままです。私はその後もずっと動物が好きで、猫や鳥を飼ってきましたが、いまだに犬は飼えません。一泊でも家を離れる時はペットは誰か(長期間になるときは、獣医師が経営するペットホテル)に預けています。 長文・乱文申し訳ありませんでした。何でも構いませんので、ご助言をいただけましたら幸いです。