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@memunok memunok
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  • 登録日2011/07/19
  • マニュアル人間と反マニュアル人間が職場で対立。貴方はどちらを支持しますか?

    ある会社の不採算部門で従業員同士の対立が深刻化しています。 発端は労働組合の会合での1人の従業員の発言でした。 「仕事が忙しくて堪らない。従業員を増やしてくれ」 これに対して大学卒や体育会系出身者が反発をした。 「従業員を増やすことは最後の手段だとマニュアルに書いてある。まずは仕事内容の見直しや組織の見直しをすべきだ」 「だいたい、仕掛品や在庫が多すぎて売り上げにつながらない余計な仕事を増やしている。マニュアルにも仕掛品や在庫が多いことは問題だと書いてある。そこから改善すべきだ」 「エクセルは表計算ソフトだとマニュアルに書いてある。その表計算ソフトを使って在庫管理をすること自体が間違っている。マニュアルどおりデータベースソフトを使用すべきだ」 「新入社員が入ってきても、作業方法が標準化されていない現状では戸惑うばかりですぐに辞めてしまう。まずはマニュアルを作り作業の標準化を図ろう」 「パソコンを例にしても、デスクトップのアイコンはまちまちだし、ファイルの保存方法もバラバラだと、いつも使ってるパソコン以外を使うと混乱するよ。まずはマニュアルを作り、アイコンの並び方からファイルの保存方法まで統一するところから始めようよ」 しかし、これらの意見に対してはそれ以上の反発があった。 「マニュアルマニュアルとうるせーよ。マニュアル人間共。人間には個体差があるんだ。マニュアルで画一化なんてされたくない」 「マニュアルに頼っていたらいつまでたっても1番になれない。それじゃ意味がない」 「マニュアルがなければ仕事ができないのは一人前とはいえない。俺は自分のやり方に誇りがあるからマニュアルの導入なんて認めない」 「マニュアル通りに動くなんて誰でもできる。自分で考えて動くことが大事なんだ」 「マニュアルで画一化するよりも個性を生かした方が会社が良くなる」 その後も対立は深刻化しています。 マニュアルの導入を主張する従業員達(マニュアル人間)は独自に会合を開いた。 パソコンに詳しい者が中心となって、アクセスやファイルメーカーを使ったデーベーベースを完成させると、工学部の電子科出身者が中心となって計測器とパソコンを繋いだパソコン計測システムを設計。商学部出身者が中心となってトヨタ生産方式を真似た多能工育成マニュアルを作成。事務所―工場―倉庫をLANで結び、発注状況・製造状況・在庫状況をどこからでもパソコンで分かるようなシステムを提案した。 彼らは言う 「次の新入社員が入ってくるまでにマニュアル化を完成させ、働きやすい環境を整え、離職率を下げよう」 「うん、長期継続使用できるマニュアルを作ろう」 「でもQC手法に基づいて、適時マニュアルの見直しはしていこう」 一方マニュアルの導入に反対する従業員達(反マニュアル人間)も独自に会合を開いた。 「マニュアルは考える習慣を奪うだけだ」 「マニュアルに頼らず自分で考えることが大切だ」 「マニュアルなんかに頼らず、誰にも思いつかない斬新なアイデアを出したい」 「俺は自分のやり方を絶対に替えない。マニュアルなんて無視する」 「個性が大切だ。自分の個性を捨ててまでマニュアルどおりに動きたくない」 「あいつらは馬鹿だ。マニュアルがなければ働けない未熟者だ。考えることを放棄した怠け者だ。あんなマニュアル人間の言うことなんて聞くな」 どうやらマニュアル人間はマニュアル通りに行動することに誇りを持ち、反マニュアル人間はマニュアルどおりに行動しないことに誇りを持っているようです。 こうして、マニュアル人間と反マニュアル人間の間で対立が深刻化していった。 さて、貴方はマニュアル人間と反マニュアル人間のどちらを支持しますか? また対立する勢力を屈服させる良い説得方法をご存知なら教えてください。