poikon2007 の回答履歴
- 学歴フィルターは妥当か否か?(就職サイトで高学歴と低学歴で違う画面が表示される)
一昔前の学歴社会批判から就職のエントリーの際に大学名を問わないという学歴不問の企業が増えました。 それと同時に大学生が就職活動をする際、リクナビを中心とした就職サイトを通じて説明会の予約やエントリーをするのが当たり前になりました。 就職活動の形態が「学生→企業」という直接なものから「学生→就職サイト→企業」という間接的なものに変わりました。 その過程で「学歴フィルター」という言葉が生まれました。 学歴フィルターとは企業が学歴(ここでは大学名)によってフィルターをかけ、そのフィルターにひっかかってしまった学生は説明会にすら参加させてもらえないというものです。 具体的にはこういうことです。 ある企業に興味を持った学生が就職サイトを通じて説明会に参加しようと説明会の予約画面を開きます。 説明会は複数日程開催されているものの 高偏差値の大学の学生向けに表示される画面→全日程受付中 中偏差値の大学の学生向けに表示される画面→レベルによって受付中の日数が異なる 低偏差値の大学の学生向けに表示される画面→全日程満席(予約不可能) 同じ日の同じ時間に開いたにもかかわらず、大学のレベルによって異なる画面が表示されるのです。 就職サイトには学生の個人情報をはじめ学歴に関することまで詳細に登録されています。 企業は世間的には学歴不問を謳いながらも、就職サイトを経由させることによって、採る気がないレベルの大学は説明会の段階でシャットアウトさせることができるのです。 今年は大和総研が話題になりました。 http://harapeko.asablo.jp/blog/2007/03/16/1283234 上位国私立→全日程受付 埼玉大クラス→一部日程のみ受付 →MARCH未満の私立→全日程満席 という結果でした。(↓左が上位国私立向け画面、右が下位私立向け画面) http://blog61.fc2.com/r/recruiter/file/daiwa1.jpg ちなみに大和総研は採用ページで 「大学、学部、学科にとらわれず、皆さんとのコミュニケーションを通じて、大和総研に入ってどれだけ成長して頂けるかという考えで選考をしていく」 「名前やイメージだけで、会社を選ばないでください。私達も、あなたを表面だけでは判断しません。」 と、大々的に書いておきながら表面中の表面である”大学名だけ”で露骨に判断したのです。 学歴によって採用に差をつけるのは過去の例からコスト面からいっても妥当なことというのは理解できます。 しかし、それを就職サイトという媒体を使った場で、こういう手段を使って行ってしまうのはいかがなものでしょうか? エントリーした上で不採用となるならまだ学生も諦めがつくでしょうが、 自分のことをまだ何も見てもらってない状態で、説明会の参加資格すら 与えられない(それも満席だからという理由で)というのは非常に後味の悪いものではないでしょうか? それとも、最初から採る気がないのに説明会に足を運ばせたり、エントリーシートに時間や労力使わせるのはかわいそうだという企業の好意なのでしょうか? 学歴フィルターに関する記事 就職「学歴とコネ」人事部の本音 http://www.geocities.jp/gakureking/aera.html さまざまな局面で「学歴フィルター」が機能している http://www.geocities.jp/gakureking/gakuf.html 大公開!有力人事部の本音 就職は「出身大学名」でどう差がつくか http://www.geocities.jp/gakureking/pre.html ソニーの学歴不問採用の実態 http://www.geocities.jp/gakureking/sony-gakureki.html 1